映画『グッド・シェパード』
アメリカ映画、『グッド・シェパード』は封切前から期待していた映画だった。
内容を紹介したキャッチコピーに惹かれた。
『特権階級によって作られたCIAの歴史の裏側を描く』
『CIAと家族。2つのファミリーに引き裂かれる男と女。アメリカ衝撃の素顔を
描く激動の超大作』
ロバート・デ・ニーロ監督作品。原題は”THE GOOD SHEPHERD”
GOOD SHEPHERDは新約聖書のキリストの言葉の引用だそうで、
『私は良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる』という意味
とのこと。
ひとりの諜報員の波乱に満ちた人生を追いながら、CIA(中央情報局)が
巨大な情報機関に成長していく過程を描いている。
CIA諜報員のエドワードはさまざまな過酷な試練に直面していく。
任務のために家族を犠牲にして生きてきたエドワードはCIAの最大の汚点と
言われた1961年キューバ侵攻のピッグス湾事件の失敗の原因を究明する
過程で、国を守るか家族を守るかの選択を迫られる。
インテリジェンス(情報活動)とは何かを知る素材を提供してくれる作品である。
ただ、バックグラウンドについて知識がないためいくぶん難解な部分があった。
メンタリティに共感するという点では日本映画の方が当然ずっとわかりやすい。
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