”安倍逃亡”
このタイトルは、今週発売の週刊朝日がつけたタイトルである。
新聞で記事紹介を見て翌日週刊朝日を買いに行ったが、近所の本屋もコンビニも
売り切れ。ちょっと離れた本屋に1冊残っていた。
本屋のおばさん曰く、『今週の週刊朝日の売れ行きはスゴイ。タイトルで売れてる』
たしかに表紙の週刊朝日の字の上に大きく赤い字で”安倍逃亡”と書いてあり、
これは売れる。中も7~8割は政局関連記事。
それにしてもこれほど国民からコケにされた首相はいない、というかこれほど国民を
コケにした首相もいない。
考えてみると、安倍晋三のしゃべることには重みがなく、口先だけの人間だった。
当初の報道だと入院は3~4日だったが、もう1週間になる。
彼はまだ、この国唯一の首相である。
どのような入院生活をしているのかしらないが、もう完全にやる気は失せ、
首相であるとの自覚も薄れ、”登国会拒否”の引きこもり状態になっているのでは
なかろうか。
まさに、きっと身も心も”安倍逃亡”状態。
国会審議はまだまだ始まりそうにない。
ひとりの人間の許せない身勝手で、国民生活に直結した重要案件の審議は
完全に停まったままである。安倍の代理にあたる人間も任命されていない。
こういう状況は到底許せない!
”逃亡”直前に、『わが身を賭して』と言ったことに対し、たしか尾辻自民党参議院
議員会長は『わが身を賭すと言うのであれば、命を賭す覚悟でのぞめ』と言った。
かつて大平正芳首相は、衆参同日選挙中に急死した。
首相たる者、精神的にまいったくらいで”逃亡”するとは、とんでもない!
一方、ポスト安倍も盛り上がらない。
自民党はもういいという心境。
下野し、自らを見直し反省し、再起を期す状態に自民党は置かれるべきである。
自民党しか政権が担えないとは思えない。
立ち上がりはもたもたするであろうが、少なくとも今のところ新進気鋭の気概に
あふれる民主党にバトンを渡せば、腐りきった自民党より、ましな政治をする
はずである。
民主党は来年春を目標に衆議院解散に追い込むと言いはじめた。
解散後の総選挙では自民党のどうしようもない連中、赤城、久間、遠藤ほかが
必ずや一掃されることを切に望む。
それに、小泉チルドレンと呼ばれているチャラチャラした連中も一緒に。
ただ、民主党も不祥事、失態が続いた。身繕いはもちろん必要である。
国が良い方向に動いていくには、たえず刺激を受けながら、緊張感を持って
拮抗した力が競い合うことが、なにより必要である。
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