甥(妹の長男)の結婚式に出席するため、カミサンと一緒に神戸に
来ている。
結婚式の出席は退職後はじめて。
現役時代は会社の連中の結婚式にたびたび出席したが、退職後は
結婚式は出席するとしても親戚関係。その代わり、当然なことでは
あるが、通夜・葬儀参列が増えた。
スカイマークに初めて乗ったが羽田-神戸、1時間ちょっとで、
ぴったり1万円。
新幹線だと新横浜-新神戸は2時間半で、13,500円。
同じ鉄道の競合のない新幹線は、明らかに高すぎ。
同時に、スカイマークの廉価維持のための徹底した低コスト追求姿勢
には感心した。
新聞なし、飲み物サービスなし、オーディオサービスなし・・・
狭い日本、だいたいどこに行くにも1時間のフライト、これでいいのだ。
三ノ 宮駅前の東急インにチェックインしたあと、カミサンがどうしても
明石焼きを食べたいと言い出し、ホテルで三ノ宮センター街のたちばな
という店が有名と聞き出かけた。
初めて聞く明石焼きは、たこ焼きの一種で、タコが入りまわりがふんわりタマゴ。
お昼を食べたあとはカミサンと別行動。
神戸は大学時代を過ごした街。
当時、と言ってももう40年以上前になるが、下宿していたお宅で大変
お世話になったおばさんのYさんを訪ねた。
6月に亡くなった仲間のMくんもYさん宅に一緒に下宿していて、Yさんの
お世話になった。
Mくんとは震災後一緒に2度Yさん宅を見舞った。
1週間くらい前Yさんに電話し、『神戸に結婚式で行くので、お寄りして、
亡くなったMくんのことをお話しすることと、おじさんにお線香をあげさせて
いただきたい』と話したら、おばさんは、『大歓迎!ぜひ寄って』
Yさんのお宅はJR六甲道駅の近くで
阪神淡路大震災で最も被害の
大きかった地域。
Yさん宅も全壊し、震災後お宅を
同じ場所に新築された。
おばさんは75歳、でも若く明るくとても
お元気。
お邪魔したら、神戸市内に住むふたりの娘さんも呼んでくださっていた。
下宿していた当時、娘さんたちは、小学校低学年と幼稚園。
当たり前のことではあるが、今や50歳前後。
おふたりとも大学生の子供さんたちがいて、子供さんたちが当時の我々と
ほぼ同年齢。
昔話で大いに盛り上がった。
ご家族皆さんとても仲がよく、おばさんも幸せそうで何より。
ご主人は、震災復興のため地元の
リーダとして大変尽力された。
ご自宅の近くに、『神戸 風の郷公園』
という公園を造ることが夢であったそうだ。
その『神戸 風の郷公園』は、おじさんが
他界されたあと完成したとのことで、
開園時偲ぶ会が催されたとのこと。
Yさん宅にお邪魔したあと、三ノ宮に戻り、歩いて北野異人館街へ。
北野異人館街に行ったのは初めて。今でこそ神戸有数の観光地だが
40年前は知る人ぞ知るの場所だったはず。
6時前カミサンとホテルで合流。
彼女はシティ・ループという市内遊覧バスに乗り、効率よく観光してきたようだ。
夜はふたりで神戸の中華街の南京町に行き食事をした。
横浜の中華街をよく知る我々には南京町はちょっと物足りなかった。
食事の後は、食事したお店で教えてもらったメリケンパークに歩いて行き
すばらしい神戸の海岸の夜景を楽しんだ。
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