富士宮ぶらぶら
以前から一度使ってみたいと思っていた『青春18切符』を買った。
『青春18切符』は、青春と名前がついているが年齢に関係なく使える。
何かで読んだが利用者のうち、40歳以上の人たちの割合が60%以上とのこと。
JR発足20周年を記念して、4月10日まで利用できる通常11,500円の5回分切符が
8,000円(1回1,600円)で買える。
普通電車が1日載り放題で、暇と時間のある定年退職者にはぴったり。
かつて甲府に住んでいた青春18切符愛好の女性に相談したら『富士まで行って身延線に
乗ったらどう。熱海からだとだいぶ時間がかかるけど下部温泉なんかいいと思う』との
アドバイスがあり、下部温泉がどこにあるかも調べないまま熱海駅から下りの東海道線に
乗った。
我が家は出かけるのがいつも遅くなる。この日も2時前。長時間電車に乗るんだからもっと
早く出ないとダメだとはわかっていたんだが。
熱海から富士までは40分。
富士で東海道線を降り、身延線のホームへ行き時刻表を見た。下部温泉は相当遠い。
多くの電車が途中の西富士宮止まり。甲府まで行く電車はなんと1時間半待ち。
『それじゃ富士宮に行って名物の焼きそばを
食べてこよう』ということになる。
駅員さんに聞くと富士宮駅から歩いて10分の
浅間大社が見所とのこと。
電車は1両のワンマンカー。
途中、大好きな富士山が大きくバッチリ見えて、
感激。
20分で富士宮到着。
駅から富士山を見ながら歩いて浅間大社へ。すばらしい神社である。
浅間大社は今年ちょうど1200年祭。
お社は3年かけて去年建替えられたとのこと。朱色がすばらしい。
富士山の雪解け水が湧き出る池にカワセミがいた。
神社を散歩していた人に焼きそばの美味しい店を聞いたら、神社のすぐ前にある焼きそば
横丁を勧められた。4~5年くらい前からか、富士宮は焼きそばをウリにしていて、テレビで
何度か観たことがある。
さすが街おこしのネタになっているだけあって美味しかった。店の人の話では、富士宮の
焼きそばの特徴は、コシのある麺、それにブタの背あぶらとイワシ粉を使っていること
とのこと。食材が一式入ったお土産セットを買った。これで家で美味しい焼きそばがまた
食べられる。出された水は富士山の湧水でこれも味が違う感じがした。
来たとき通った道とは別の道をぶらぶら駅まで戻る。
途中の商店街で、ちょうど今が時期のつるし雛がどの店にも飾ってあるのを見た。
聞いてみると、3年くらい前から商店街の人たちが創り方を勉強し創っているとのこと。
富士山をのぞむ豊かな自然に恵まれた落ち着いたこの街が好きになった。
富士宮駅まで歩き、さて夜どこで食事をしようかということになり、候補は沼津か三島、
それとも清水。
どうせ電車は乗り放題。それじゃ行ったことのない清水に行って魚を食べてこようという
ことになる。
富士から清水へは下り電車で20分。7時前に清水駅に着いた。
清水駅の駅舎は大変立派。というか、こりゃーすごすぎる。駅舎もそうだが駅裏は
何に使うのかと思うくらい広い。駅員に聞いたら、新しい駅は3年くらい前にできたそうだ。
東静岡駅はもっとスゴイとのこと。
合併し静岡市清水区となっている。
エスパレス ドリームプラザというところに
食べるところがいろいろありシャトルバスが
出ていると聞き、シャトルバスに乗った。
さすが魚の街清水。寿司屋の並んだ
寿司屋横丁で食べた。
帰りは、清水から熱海までちょうど1時間。
電車の中、疲れてうとうとしながら帰ってきた。
この日も万歩計は11,000歩。
青春18切符はあと3枚残っている。4月10日までにまたどこかへ行こう。
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