道路交通法改正試案
昨年末、警察庁より『道路交通法改正試案』が出された。
警察庁は飲酒運転を中心とした悪質・危険運転者対策等の試案に対しパブリック
コメントを求めている。
http://www.npa.go.jp/comment/kouki2/20061229.pdf
試案に対しご意見のある方は警察庁へコメントをお送りください。
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昨年9月、川口市の小鳩保育園の園児の列に車が突っ込み園児4人が亡くなる
という大変悲惨な事故については、ブログで何度か書いた。
ブログを通し、遺族のおひとりの福地禎明さんと知り合い、12月初め東川口駅前で
行われた署名活動に参加した。
以来、福地さんと交流を続けている。
福地さんのお嬢さん悠月ちゃんたちの亡くなった事故の加害者は飲酒運転で
ないため、福地さんたちは検察庁から『危険運転致死罪の適用は難しい』と
ずっと言われ続けられてきた。
そのような中、福地さんたち遺族の皆様は署名活動を続け、検察庁へ繰り返し
繰り返し上申を続けてこられた。
福地さんたちの行動がひとつの引き金となり、12月31日の日経新聞に以下の
記事が掲載された。
「危険運転致死傷罪」が適用できない交通事故について、法務省は刑法に
新たな規定を設ける方針を固めた。
「業務上過失致死傷罪」を適用していた脇見運転、速度超過などドライバーに
重い過失がある人身事故を対象とし、罰則を引き上げる。
2月に法制審議会に諮問し、2007年通常国会への刑法改正案の提出を
目指す。
このニュースを知り、福地さんたちと一緒に大喜びした。
飲酒運転やひき逃げに対し厳しい罰則が話題になる中、小鳩保育園児の
事故のように脇見運転、速度超過の加害者に対しても厳しい処罰が課せられて、
当然である。
その意味で今回の刑法改正には大変大きな意味がある。
刑法改正とは関係ないが、警察庁に以下の意見を送った。
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昨年9月、川口市の小鳩保育園4児死亡事故の起きた道路が生活道にも
かかわらず制限速度が時速60キロであることを問題視し、川口市の岡村市長が
警察庁ほかに道路交通法の改正を要請した結果、保育園周辺1キロ範囲の
道路が時速30キロ制限となりました。
生活道と言えども速度制限の標識がない道路は、全国一律時速60キロ制限で
あることを知り、愕然としました。
悲惨な事故が繰り返されることがないよう、早急に道路交通法を改正し、全国の
生活道の速度規制が実現されることを切望します。
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