送別会
昨日、テニスの仲間の送別会に参加した。
仲間といっても大先輩で、クラブの最高齢メンバー、80歳のNさん。
クラブができて今年で25年、Nさんは創立当初から参加したメンバーで、20数年の
お付き合いである。
大病を患われたこともあり、長い間コートに来られることがなかった。
数ヶ月前、久しぶりにコートに来られ80歳とは思えぬ姿でプレーされていたものの、
加齢には勝てず、また奥さんを亡くされた後ひとりでの生活が長く続いたこともあって、
親族のいる郷里の富山に引っ越すことを決められた。
昔からの親しい仲間が10人くらい集まった。
『富山ではこういうところに住むんだ』と言いながら、住居の写真とパンフレットのコピーを
見せてくださった。
富山の郊外にある高齢者向け優良賃貸住宅『さつきの里』という場所で、立山連峰が
臨めるところに建てられたきれいな施設である。
高齢者が安全に安定して居住できるよう、住宅のバリアフリー化はもちろんのこと、
緊急時対応サービスが備えられている。また、居住する高齢者の生活を支援するため、
生活援助員が派遣されるとのこと。
家賃は1LDKで52,000円、そのうち行政が2万円を補助。
希望者は有料で配食サービスも受けられるとのこと。
民間の事業会社の施設ではあるが、行政とうまく連携し運営しているようである。
首都圏ではあまり聞いたことがない。地方だからあるのだろうか。
高齢者の独居世帯は今後どんどん増えてくる。
行政と民間がタイアップしたこのような施設は、今後ますます必要になってくる。
『落ち着いたら知らせるので、黒部も近いし立山を見ながら温泉に入りに来ればいい』と
何度もお誘いをいただいた。
Nさん、どうぞ、いつまでもお元気で。
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