いやー、これは大変になる
今朝の朝日新聞に、『6月から、駐車違反の取り締まりが厳しくなり、わずかな時間でも
車を離れれば”違反”として摘発される』との記事が出ている。
『道路交通法の改正で、違法駐車を確認する業務を民間に委託する』 『違法駐車車両
の取り締まり強化は、7千万人を超すドライバーにとって、厳しい時代の到来と言える。
特に運送業界などが対応に追われている』とのこと。
記事のポイントは、
・取り締まりは、駐車監視員が『違法駐車状態の確認作業』にあたる。
監視員は駐車禁止区域に止められた車をデジタルカメラで撮影、端末機で警察に
送るとともに、車に違反のステッカーをはる。
・従来と違って、運転手が車を離れていれば、駐車時間の長短にかかわらず
『違反』とされる。
・実際にどれぐらいの時間とめていれば摘発するかなどについては、これから
駐車監視員に講習する。
・改正道交法には、新たに反則金の未払い対策が盛り込まれ、未納が続くと、
車検拒否や財産差し押さえもできる。
・05年の取り締まり件数は、全国で約160万件。警察庁は、取り締まり件数は現在の
2倍程度に増えるとみている。
記事は続く。
道路を『仕事場』とする業界の悩みは深い。
ヤマト運輸は、車を使わない集配システムに切り替え始めている。首都圏を中心に
『サテライトセンター』を設け、半径400メートル圏内を台車やリヤカー付き自転車で
配達する。
日本通運も頭を痛めている。
引越し業務では、地元の警察署から許可を得なければならなくなる。
申請から4~5日はかかる。
6月と言えば、あと2ヵ月後である。
警察庁は、相当力を入れて新しい『駐車禁止取締り』を実施してきそうである。
バイクで走っていてイライラする主要道路の駐車は、これできっと一掃されることで
あろう。その意味で大変朗報である。
ただ、ちょっと路上駐車をしたい時できなくて困るケースが、しばしば起きてくるであろう。
この制度改正は、しばらく『国民的話題』になりそうである。
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