浦賀ドック見学
浦賀は幕末ペリーの黒船が来航したことで有名。その浦賀は横須賀市にある。
このところ横須賀の話題が続き、少々恐縮です。
市報に「ガイド付き浦賀ドック見学ツアー」が紹介されていて参加した。
ドックの前の道はたびたび通る道だが、中に入ることなど考えたこともなかった。
2時にスタートしたツアーには15人くらいが参加。
説明してくれた市役所の職員はよく勉強していて、何を聞いても答えてくれた。
浦賀ドックができたのは明治32年。110年も前のことである。
国が造ったのかと思ったら、浦賀ドックという私企業が造ったものだそうだ。
日本最古のドックはやはり横須賀にあって、米軍横須賀基地内にあるとのこと。
船の修理を行うドックは全国に22あるそうだ。
住友重機が長い間、造船とドック事業をやってきた浦賀ドックは造船不況のあおりで
平成15年に閉じられ、今後ミュージアムとして活用することが住友重機と横須賀市の
間で話し合われているそうだ。
写真左の一番奥に見えるのはゲートでその向こうは海。ゲートを開けて修理する船を
ドックに入れる。
右の写真はクレーン。終戦直前の昭和20年6月に造られたもので、家庭から拠出
された金物を使って造ったのではとのこと。
下の写真2枚はゲート近くで撮ったもの。
写真左の真ん中にあるのは船を載せる台座。1万トンまでの船を修理していた。
右の写真の真ん中下方にゲートに海水を入れる穴が見える。左右ふたつあり大きな
ドックにふたつの穴から4~5時間かけて海水を入れて船を台座に載せて修理した。
ゲートの向こうは浦賀湾。
ペリーの黒船は入ってきたとのこと。
浦賀は古くから造船で知られていた
そうで、日本の近代化の過程の
大変興味深い話をいろいろ聞いた。
ドックのあとは修理工場跡を
見て回った。
往時の工場の様子、培われた技術、巧みの技の説明があった。
1時間半足らずのツアーであったが、大変面白かった。
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