株主総会
かつて勤めていた会社(富士通)の株主総会が昨日開催され出席した。
定年後毎年必ず出るようにしており、今回が4回目だった。
場所は例年通り、新横浜プリンスホテル。
今年の総会は、過去最高の1348人が出席したと報じていた。
4月に小野副社長が辞任したこと、それに5年間務めた黒川社長が退任することから
多くの人たちが出席したのではと思う。
小野副社長辞任問題は株主総会出席前、既にかなり詳しく聞いていた。
脇の甘さを露呈したでは済まされない由々しき問題である。
昨日の総会では、事業報告・事業計画ほか一連の説明があったあと、会場からの
質疑に移る前「一株主から届いた質問への回答」という形で、黒川社長がこの問題に
ついて明快に説明された。
そのため、それ以上詮索する質問は出なかった。
話が前後するが、総会の冒頭、平成19年度の事業・決算報告の説明があった。
グループ430社の連結売上高は5兆3千億円。
連結営業利益、2049億円。連結純利益、481億円。
平成19年6月から始まった新しい3ヵ年中期計画の最終年度、平成21年度目標は
①営業利益率 5%超、②海外売上率40%。
この中期目標達成に向けて、邁進していることが力強く説明された。
5年間務めた黒川社長の退任および相談役就任、野副新社長の就任が承認された。
これまでの株主総会でも何度も出席者から黒川社長の業績改善への貢献が指摘され
応援メッセージが述べられた。昨日も同様の発言が数人の出席者からあった。
かつて職場が同じだった黒川さんのことはそれなりに知っている。黒川さんは社長に
なってもあまり変わることがなかったのではないかと思う。
代表権のある会長に就任されることなく相談役となった。一般的な慣習からすれば、
少々不自然であるが、相談役は自ら選ばれた道のような気がする。
激務から解放され、黒川さんは一線を退かれホッとされていることだろう。これからは
自分の生活を大切にされていくのではないかと思う。
『黒川さん、5年間本当にお疲れさまでした』という思いで、総会会場をあとにした。
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