広島平和祈念式典
定年後、8月6日の朝は毎年必ず広島平和祈念式典の中継を観ている。
8時15分、今年もテレビの前で黙祷をささげた。
原爆投下から65年。
今年は米国が初めて駐日大使を式典に参列させたことが大きなニュースになっている。
パン・ギムン国連大使の参列も大変うれしい。
原爆による死者は27万人近くになったとのこと。
被爆者の平均年齢は76歳を超えたそうだ。この先、被爆の惨状がしっかり語り継がれ
ていくかどうか大いに心配。
今年も秋葉市長のメッセージにはジーンときた。
『核兵器廃絶の緊急性は世界中に浸透しはじめている。世界中が一緒になって、
2020年核兵器廃絶に向かって進んでいく動きを加速したい』
今年も、小学6年生の男女による「平和への誓い」メッセージは胸に染み入った。 数日前の新聞でアフガニスタンでナパーム弾が使われ、産まれてくる奇形児が あとを絶たないと書かれていた。 領土・宗教・国益・・・、戦争の種は尽きず、また争うことは人間の本性なのであろう。 百歩譲って、そうであることは認めたとしても、未来永劫、核兵器だけには絶対に 手をつけないことを核保有国に誓って欲しい。 まだまだ道のりは遠いが、核兵器廃絶への道はついたと信じたい。 道を切り拓いていくことは、間違いなく、日本に課せられた重大な使命である。
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