国政報告会
新生児のことはよくわからないが、生まれて3日目とは思えない感じがした。
くろぐろした髪、見えるのでないかと思える目。
娘が会社で同期だったミクシィ仲間の
Iさん宅は上が幼稚園の年長、下が
8か月。
ふたりとも男の子で、女の子が
欲しいとしきりに言っていた。
産休明けで来月半ばから職場復帰
とのこと。ガンバッテ、Iさん!
病院を出たあと藤沢の市民会館に行った。
10年以上前に初めてお会いし、以来3~4度お会いしたことのある社民党 衆議院
議員阿部知子さんの国政報告会を聞くためだった。阿部さんが小児科医をされて
いたころ初めてお会いした。阿部さんは今も湘南鎌倉病院の小児科医である。
ただ現在は社民党の政調会長として、NHKの日曜討論や国会質問でお顔をテレビで
拝見する機会が多い。
お医者さんである阿部さんの活動のベースは、『命を守る、医療を守る』
その阿部さんが話題の『後期高齢者医療制度は廃止せよ!』をテーマに話をされる
参加者は阿部さんの地元である
藤沢を中心とした人たち、約100名。
昨日は阿部さんだけでなく、
”国会の質問王”と呼ばれている
社民党 衆議院議員の保坂展人さんも
先ず、保坂さんから今まさにホットな
話題、道路の話。
保坂さんは国会議員の公共事業を
チェックする会の事務局長とのこと。
このところメディアで頻繁に取り上げ
られている道路特定財源をミュージカルで
使ったということを最初に指摘したのは保坂さんのようだ。
道路修繕費、電線地下埋蔵費などを流用したそうだ。国交省道路局は別動隊を
作って、全国で道路建設の必要性を訴えるさまざまなPR活動を行っているとのこと。
保坂さんは、『道路特定財源は自由自在に使える最後の財源』と言われた。
年金についても、厚労省が決して表に出さなかった年金台帳原本の在りかを探し
出したことなど、生々しい話が語られた。
問題に絞って話された。
以下阿部さんの話されたポイント。
※制度は既に2年前に決まっていた。
それを報道しなかったマスメディアの
世論操作の姿勢を強く非難。
※75歳になると別の医療保険が
適用される国は、世界中どこにもない。
※4月15日には年金から4~6月3ヶ月分の後期高齢者医療保険料が天引き
される。全国1300万人の対象者の多くがこのことを詳しく知らないであろう。
※官僚は自ら犯した過ちは決して認めない。そのためにこれまでどれだけ
国民が苦しんできたことか。後期高齢者医療制度では保険料を取られた上、
うば捨て山にということが起きる。
※いまの政権では、官僚の誤れる独走を抑えることはできない。
政権交代しか道はない。
※後期高齢者医療制度廃止を4野党共同のマニフェストに掲げ、2月末に制度
廃止の法案を提出した。加えて、1/3の自治体が廃止の意見書を提出済み。
(阿部さんが中心になり、当初難色を示していた民主党も入れてマニフェストを
まとめあげたとのこと)
是非とも、後期高齢者医療制度の廃止を政権交代の起爆剤にしたい。
※後期高齢者医療制度廃止の署名活動を行っている。ご協力いただきたい。
※5千万件の宙に浮いた年金をはっきりさせないで、年金から後期高齢者医療
保険の天引きを始めることは許せない。
※新しい政権をつくるにあたっては新しい政権と有権者の間で”約束”を取り
交わすこと、加えて約束に基づき目指すべき社会像を明示することが必須。
その約束を果たすことのできる議員を選び、育てなければならない。
※道路特定財源の使い道は道路ではなく、国民が生きていく基本である医療に
仕向けられるべきである。
※これからも、国政最前線で何が起きているか伝え続けていきたい。
おふたりの話を聞いていて怒りがふつふつと湧いてきた。
同時に官僚支配の政治に歯止めをかけられる政権をつくらない限り、世の中は
変わらないとの思いを強くした。
報告会が終わった後、6年ぶりくらいにお会いした阿部さんとしばらく立ち話をした。
『やらなければならないことがいっぱいあって、とにかく忙しい』と言われていた。
『大変でしょうがお体気をつけて、月並みな言い方ですがガンバってください』と言い
会場を後にした。
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