熱海で2泊したあと ②
大阪でKさんの裁判を傍聴したあと、郷里の倉敷へ移動。
高校まで過ごした倉敷の我が家は大原美術館のある美観地区から歩いて10分足らずのところ。
いまは、家は人に貸して久しい。
そのため、帰省したとき毎回泊るのは岡山にある妹宅。
泊ったときの朝の日課は歩いて10分足らずの池までの散歩。
この日の朝は珍しく目の前でナマズが釣れた。
妹宅には3泊し、いつものことながら、妹の車であちこち連れて行ってもらった。
毎回帰省時メインは墓参り。
泊った翌日、3カ所の墓へ参った。
先ず、倉敷の墓に眠る両親と弟のところへ。
そのあと、大きな池がある酒津へ。
正面に見えるのは15樋と呼ばれる樋で、この樋を通し、奥にある高梁川から水をこの池に
取り込み、それを下の写真の7つ樋を通し、倉敷市内を流れる川に流すという仕組みになっている。
下の7つ樋では、水中メガネをつけて、かんなぎという小さいウナギを捕まえていた。
酒津には思い出がいっぱいある。
小学生のころだから70年近く前、娯楽のほとんどなかった当時、夏休みには家からバスに乗り
オフクロが3人の子供を連れて、我が家から7~8キロ離れた酒津に泳ぎに連れて来てくれていた。
上の写真の池の岸の桜の木の下で持ってきた弁当を広げて食べ、オフクロは子供たち3人が池で
遊ぶのを見ていたことを思い出す。
たぶん倉敷からのバス代は10円くらいだったのだろう。
何も娯楽のない時代、子供たちにとって夏の大変な楽しみだった。
15樋の上の道を超えて高梁川を見に行った。
こちらはもちろん遊泳禁止。
思い出にひたれる酒津は何度行ってもいい。
大好きな場所。
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