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2020年6月12日 (金)

結婚記念日 ⑤

富士通への転職が決まり、途中入社したのは1969年1月、26歳の時だった。

初めての東京、会社の寮に入った。

東京には知った人は誰もいない。

わびしい、6畳の1間の寮、仲間とふたりで寝起き。

会社では連日、1カ月以上SE向けの教育を受けた。

受講者の大半は社内で計算機業務に携わったいた人たち。

未経験者は途中入社のSくんとボクだけ。

日々思うのは、週に何回も会っていて、別れた門司のTさんのこと。

寮にあった公衆電話からTさんに電話し、様子を知らせたく、手紙もたくさん書いた。

彼女からもほぼその都度返事があった。

どうして興和を辞めたんだろう、どうして九州を離れたんだろうと後悔した。

とうとう思い余って、週末Tさんに会いに行った。

会ったあと、日帰りで寮に戻った。

短い時間会って、別れて、離れてしまい、思いはつのるばかり。

そのころオフクロに電話し、このような人がいる、結婚したいと話した。

昔人間のオフクロはびっくり「どこのどんな家のどんな人かもわからない人との

結婚は許さない」とピシッと言われた。

それから慌てて、オフクロは倉敷で仲人を生業とする人を見つけて、相手を探しはじめた。

しばらくして、良い人が見つかったので、帰ってきて見合いするようにとの連絡があった。

それがカミさんだった。

岡山で見合いし、お互い悪くないとの印象を持った。

1970年、大阪万博の年だった。

最初のデイトらしきものは万博会場。

次に会ったのは、彼女が東京に出てきて、今でも覚えている、銀座の不二家。

このときはボクの気持ちもほぼ決まっていて、今でも覚えている

「じゃあ、核心の話を」と切り出し、結婚を前提に考えたいと話したことを。

転職して半年たってないボクをカミさんはよく決めたと思う。

それから間もなく、両家の話はまとまり、昭和45年(1970年)6月7日(4567)

岡山で式を挙げた。

Someya1_20200612115501

半世紀、50年が経ち、今週、金婚式を迎えた。

いまや、77歳と73歳の老夫婦。

ふたりとも、最終ゴールまではもう遠くない。

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