大学の寮の仲間の集まり
大学に入学したのは1962年4月、もう57年も前。
大学は神戸大学経済学部。
教養課程は姫路にあり、入学と共に姫路の寮に入った。
寮は昔の旧制高校の寮で古く汚く、1部屋6~8人、そこで1年半を過ごした。
寮費は朝夜食べて月3千円、当時お金のなかった我が家はオフクロが
幼稚園より安いと喜んでいたのを覚えている。
そこで1年半過ごし、教養課程を終えたあと、神戸の専門課程に移った。
18~19歳、まさに青春時代真っただ中を一緒に過ごした東京近郊在の
仲間が年に4回集まり、懇親会を行っている。
集まる場所は、東京有楽町帝国劇場ビル地下にある神戸大学 東京六甲クラブ。
ボクは万年幹事。
幹事と言っても、やることは、毎回例会の案内メールを出すことと食事の手配
くらい。
会の名称は、当時の寮歌の一節の「惜春の賦の流れきて・・」から取って「惜春会」
前置きが長くなったが、今年最後の惜春会を一昨日行った。
出席したのは、1年先輩が5人、同期が4人の9名。
先輩で寮で同室だったTさんは遠路大阪から参加。
会をはじめたころはまだ皆、現役であったが、今はもちろん皆リタイアした身。
12時にはじまった会が終わったのは4時、飲み食い、だべり、今回も大いに
盛り上がった。
集まりでは毎回誰かが自ら決めたタイトルで話をすることにしている。
今回は1年先輩のTさんが「クラシックの聴きどころ」
というテーマで著名な音楽家にまつわる話、それに加えて持参して
いただいたたくさんの名曲をTさんの解説を聴きながら鑑賞した。
鑑賞した曲は、バッハ、モーツアルト、ベートーベン、ブラームス、
チャイコスフキー、プロコフィエフ、マリア・カラスの歌劇と
大変多岐にわたった。
平素、クラシック音楽を聴く機会は皆無のボクにとっては、心の洗われる思いで、
すばらしい時間を過ごさせていただいた。
今回が今年最後の惜春会であったため、来年の開催予定を決め、部屋を予約し散会。
寮の思い出はまたどこかの機会で紹介したい。
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