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2018年2月22日 (木)

訃報

昨日の夕刊、今朝の朝刊に俳人の金子兜太(とうた)さんが98歳で亡く

なられたことが報じられている。

戦後の俳句界を代表する俳人 金子兜太さんの功績や評伝が「革新の俳句

反戦貫く反骨心と優しさと」との見出しで紹介されている。

極めておこがましいが、たった数時間であったが金子兜太さんの講義を

受けたことがある。

もう30年近く前の話。

当時勤めていた富士通は新聞ほかで取り上げられたFIMAT(ファイマット)

という45歳研修制度を始め、45歳になった年に受講した。

ファイマットは3ヶ月間職場を離れ、45歳の仲間が集まりさまざまな

ことを教わる研修だった。

45歳といえば、各職場では中核の部長、自分がいなくては組織が

保たないだろうと思う者たちばかりが集まった。

ところが、研修がはじまれば参加者は皆、すぐ組織の中での自分の存在、

必要性に疑問を感じはじめる。

だんだん職場から報告や相談の電話もかかってこなくなる。

ファイマットをはじめた当時の小林社長の狙いはそこに あったと思う。

自分及び自分の存在をあらためて謙虚にクールに見直せという こと

だったのであろう。

ファイマット研修では、ビジネス、業務に関連した講座だけでなく、

教養を高めることに資するさまざまな分野の講座が設けられていた。

教養講座のひとつが俳句であり、講座の講師を務められたのが

金子兜太さんだった。

俳句の講座は2コマだった。

初回に俳句にまつわる話があり俳句を詠むポイント、勘どころの説明があり、

2回目までに作句するよう宿題が出され、2回目に各自が発表し、金子兜太

先生から評を受けるというトータル6時間くらいの講義であった。

金子兜太さんから出された宿題は「今の時期にあった句を2句つくること」 

時期は6月か7月だった。

作句するなんて、大半の受講者が初めてだったことだろう。

第2回目の講義は10日後くらいだったか。

俳句だから季語が必要。時期は初夏。

色々考え、庭を探せば、何かヒントがと思ったのだろう。

で、できた句は、

  「さるすべり 今年の赤(ベニ)は いまひとつ」

この年は例年になく、さるすべりの花のつきがよくなかった。

もうひとつは、ちょうど梅雨の時期で、何か梅雨にまつわる句をと思い、

天気図に関係した句を作ったが、こちらの方は思い出せない。

それに、発表したとき金子兜太先生の評がどうであったかは、まったく

覚えていない。

金子兜太さんがお亡くなりになったことを知り、思い出した昔話である。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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