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2017年4月14日 (金)

大岡 信さん、逝く

大岡 信さんと言っても、ピンとくる人は少ないのでは。  

詩人で評論家の大岡さんが5日86歳で亡くなられた。  

大岡さんは現代詩に新しい時代を築き、多彩な評論でも活躍され、その功績から 

文化勲章を授与された。  

ボクが大岡 信さんの名前を初めて目にしたのは朝日新聞に掲載されている「折々のことば」 

「折々のことば」は、朝日新聞1面に毎日掲載されている180文字のコラム。  

毎日、新聞を開くと先ず「折々のことば」に目がいく。  

「折々のことば」は「現代の万葉集」とも評されていて「生の躍動」が詠まれている。 

大岡さんがはじめた「折々のことば」は回を重ねて29年間で6762回にも及ぶ。  

大岡さんは76歳で脳梗塞を患われ、最後の時期は脳梗塞の後遺症と闘いながらの 

執筆だったそうだ。  

切り取って、残しておいた「折々のことば」を3つ紹介。  

  「よしあしの中を流れて清水哉」  仙崖  

    葦の茎が折り重なるように茂るあいだを清水が流れる図に添えられた句。  

    水辺に生える「葦」は「あし」とも「よし」とも読む。  

    それを「悪し(あし)」「良し」に引っかけて、善と悪が複雑に入り交じる世間、  

    清がすぐ濁に染まり、裏返る世間のはざまを、清きままに生きることの 

    険しさと尊さを詠む。墨で「○△□」とのみ描いた不思議な画で、有名な江戸後期 

    博多の禅僧の俳画から。 

  「冷蔵庫 奥に行くほど ミステリー」  埼玉県・49歳・女性 

    久しぶりに冷蔵庫の奥にまで手を伸ばすと、思いもかけないものが出てくる。 

    すっかり変色してたり、かちかち、ぷよぷよ、にゅるにゅるになってたり。 

    元が何かわからない物も。賞味期限はまだとの油断の結果?衝動買いのつけ? 

    ダンナに先に食べられないよう隠しておいた罰?いよいよ呆けて洗濯機と間違えた? 

    おお、こわ。奥さまを題材にした川柳選「おくせん」から。 

  「大休みのなかから うまれてきて 小休みに 中休みをまぜてやりつづけ 

    さいごにまた 大休みにかえっていく」   まど・みちお 

    生きるということを裏側から言えば、こういうことになるのか。裏側もこのように 

    「死」ではなく「休み」と考えると、懸命に生きながら、なおさらにしんどさを重ねて、 

    生きることの意味など問わずとも、もっと「かれん(可憐)」な生き方ができようものだ。 

    「ぞうさん」の作詞で有名な詩人、100歳時の詩集「逃げの一手」から。 

大岡さんの出身地は静岡県三島市。 

三島には「大岡 信ことば館」があるそうだ。 

ぜひ、行ってみたい。

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