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2017年3月10日 (金)

朴槿恵大統領の罷免に思うこと

午後のニュースは、韓国の朴槿恵大統領の弾劾訴追を審理していた憲法裁判所が

弾劾を妥当と認め、大統領の罷免を全員一致で決定したことを報じている。

ボクは現役時代、韓国とは浅からぬ関わりがあり、この報道を耳にし、色々なことに思いが

及んだ。

弾劾に対して韓国国民の賛否は完全に二分されたとのことだが、激しく対立した国民の思いが、

今後どのように収斂してしてゆくのだろうか。

それにもっと心配なのは、北との関係、朝鮮半島の緊張。

韓国では政治ばかりでなく、国民の生活ぶりが厳しくなってきているとの報道を見聞きする

機会が最近増えた。

拡差の広がり、学歴至上主義、貧困、自殺、年配者の耐乏・・・、日本も同じではあるが、

韓国はより深刻な状況にあるようだ。

そこで思い出すのは、1980年から82年にかけて、数十回韓国に出張していたころ

見聞きしたこと。

韓国では、1979年10月、朴槿恵大統領の父親 朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が、韓国

中央情報部(KCIA)の部長に宴席の席で射殺されるという大変な事件が起きた。

この事件の5年前、1974年朴正煕大統領が式典で演説中、暴漢が放った銃弾の流れ弾に

当たり、朴正煕大統領夫人(朴槿恵大統領の母親)が亡くなり、朴槿恵大統領は両親を

暴漢により射殺されたことになる。

頻繁に韓国に出張していたのは、朴正煕大統領が暗殺された直後で、国は大変緊迫した

状況にあった。

中でも、韓国の窮状につけ込み北が攻めてくるのではとの恐怖が国全体にまん延していた。

戒厳令が敷かれ夜12時以降は絶対外出禁止、定期的な灯火管制、防空・防衛訓練、

毎日夕方5時になると事務所に国歌が流れ、国旗に向かってこうべを垂れて拝礼・・・

全国民が一触即発に備えた準備、今の韓国では到底考えられない、暗い時代がしばらく

続いた。

つい30年少々前にそのようなことがあった韓国、もちろんそれ以降民主化は格段に進みは

したが北の脅威は治まっていない韓国、今日の大統領の罷免が朝鮮半島の一層の緊張の

引き金にならないことを願いながら、弾劾決定のニュースを観た。

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コメント

判決をTVネットで生中継され、一人一人が理由もすべて述べなければならない…

今回の問題を調査するパク・ヨンス特別検察官が、自宅を特定されそれがネットにあげられてデモが自宅に襲撃にくるという問題が起きたのなかで、本当に正常な判断ができたのか?

真っ二つとはいえ世論は圧倒的に弾劾派ですからね。

コメントありがとうございました。

ブログにも書きましたが、今後韓国がどう動いていくのか
大いに気になります。

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