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2016年8月19日 (金)

映画「陸軍」

以前から観たいと思っていた映画。 

終戦の8月ということで、TSUTAYAでDVDを借りてきて観た。 

予想通りすばらしい映画だった。 

1944(昭和19)年12月に公開された作品。 

太平洋戦争3周年記念映画として、陸軍からの要請で制作された戦意高揚の国策映画。 

木下惠介監督。原作は火野葦平。 

出演は笠智衆、田中絹代ほか、往年の名優たち。 

当り前のことながら、みな若い。笠智衆の声はまさにあの笠智衆の声だった。 

戦意高揚一色でなく、戦時の市井の人々の姿がリアルに描かれていて、今観れば 

反戦映画にも思えた。

日清・日露の両戦争を経て満州事変に至る60年あまりを、ある家族の3代にわたる姿を

通して描いた作品。

田中絹代演じる母親のセリフ「男の子は天子様からの預かりものですから、立派に育てて

お返ししなくてはなりません」

戦場でお国のために戦死しようとも受け入れなければならないとの覚悟、当時戦時の母親の

思いであったのかと思うと、胸が熱くなった。

以下のラストシーンには涙を誘われた。

出征する日の朝、母親は近所の人に「泣くから見送りに行かない」と言う。

母の耳に軍隊ラッパが響いてくる。いてもたってもいられなくなった母は、ラッパのする方向を

めざして走り出し、大行進の中で息子の姿を探し、群衆をかき分け、涙ながらに息子の姿を

追い続ける。

セリフがないこのラストの10分間くらいのシーンを見て、あらためて強く思った。

「金輪際ゼッタイ2度と戦争をすることは許されない」と。

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