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2016年7月25日 (月)

窃盗犯、刑事裁判傍聴

我が家から車で10分足らずのところに裁判所がある。 

車で買い物に行った帰り、ときどき裁判所に寄り、興味がありそうな裁判があれば傍聴する。 

先週火曜日、市議会の百条委員会で「吉田市長の不透明な市政運営に関する検査特別 

委員会」を傍聴したあと、帰り裁判所に立ち寄った。

掲示を見て、3時半から窃盗犯の刑事事件裁判が予定されていたので、傍聴することにした。

傍聴者はボクともうひとり男性。

検察官は既に入廷していて、間もなく弁護士らしき人が被告と思われる男性と女性と一緒に

入廷、そのあと裁判官が席につき、裁判開始。

冒頭、検察官が事件のあらましを説明。

被告はボクと同じ歳の73歳の男。弁護士と一緒に入廷した女性は男の奥さんであることが

わかってきた。

男は窃盗常習歴のある人間で、近くのホームセンターで砥石と紙ヤスリ、3千円少々のものを盗み

ホームセンターの警備員に捕まり、刑事裁判にかけられていることを検察官が説明。

弁護士からは、大学を出たあと、転職はしたもののサラリーマンとして勤め、今は退職し、趣味や

ボランティアでお寺の奉仕を行っていること、それに初めて盗みで捕まったのは30年前、

その後も盗みを繰り返し、昨年も捕まり、罰金刑を受けたことなどが説明された。

加えて、何とか被告を改心させたく、横浜にある盗癖を治療する病院を紹介し、通わせている

ことが、弁護士より紹介された。

続いて、被告の奥さんが証言台に立ち、証人として証言を行った。

窃盗を繰り返してきた人間だが、病院に通い検査、治療を受けているので、今度こそ2度と

過ちを起こさせないよう、夫を導いていくと訴えた。

裁判官、検察官、弁護士、異口同音に、「どうして窃盗を繰り返すのか理解できない」と。

「自分のお金を出すのがもったいないので、ついつい手を出してしまう」という被告に、最後

裁判官は「これからは、欲しいものがあっても、たくさん商品がならぶホームセンターのような

場所には行かないこと。どうしても行きたいときはひとりでは行かないこと」と、若い裁判官は

被告にこんこんと諭した。

見ていて、哀れで惨めであったが、「わかりました」と答えた被告がどこまでそれを感じたか。

最後に出された判決は、執行猶予3年が付いた10ヶ月の刑。

判決を聴いて思った。

これだけ罪を重ねてきた被告、捕ったのは窃盗した回数のごくごく一部であろう。

一般の人間には到底考えられない窃盗癖、容易になくなるはずがない。

罪を重ねてきたのだから、半年でも1年でも刑務所に入れて、心底反省させる機会を作る

ことが、真に被告のためではないかと思った。

被告の弁明を聴いていて、このままだと、必ずや再犯するのではないかとの思いが残った

裁判だった。

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