サンクスギビング・デー(感謝祭)
アメリカでは、11月第4木曜日は祝日、サンクスギビングデー(Thanksgiving Day=感謝祭)
今年はまさに今日、11月26日がその日にあたる。
アメリカ人が大切にしている伝統的行事で、離れている家族が集まって過ごし、一緒に
食事をするそうで、感謝祭シーズンになると、故郷や実家に帰ろうとする人々で全米の
空港・駅・高速道路などは大混雑、日本で言えば、さしずめお盆。
感謝祭翌日の金曜は祝日になる企業も多く、週末と合わせて4連休になるところもあるそうで
まさにお盆休み。
サンクスギビングデーのキーワードはターキー(七面鳥)、それにブラックフライデー。
ずっと聴いているNHKラジオ英語講座の今月のテーマのひとつは「アメリカの衰退する
モール文化」。モールとは日本のショッピングセンター。
感謝祭の後、人々が楽しみにしているのが「ブラックフライデー」
感謝祭翌日の金曜日に行われる年に一度の大セール。
当日はデパートやショッピングモールなどが早朝からオープンする。
開店を待つ人で長い行列ができ、キャンプをして待つ人もいて、最近では夜中にお店を
開けるところも増えてきているとのこと。
このセールでお店の経営が一気に黒字化するため「ブラックフライデー」という名がついた。
ブラックフライデーの翌月曜日は「サイバーマンデー」と呼ばれるオンラインセールの日。
目玉商品は限定数のため、売り切れる前に手に入れようと新聞やネットでの事前チェックが
欠かせないそうだ。
ブラックフライデーからはクリスマスのホリデーシーズンとなり、どこの街も光り輝く飾りつけで
華やぎ、本格的な冬を迎える。
ラジオ講座のテーマは「衰退するモール文化」
アメリカのショッピングモールは年々衰退していて、今後15年間にモールの半数が閉店すると
予想されている。
特に郊外では、昔からモールはアメリカの生活様式の中心にあった。
1950年代、60年代に幹線道路網が拡大し、それが郊外の住居を斬新なショッピング
センターにつないだ。ショッピングセンターには、明るくて清潔でモダンなイメージがあった。
今後多くのモールが全国各地で姿を消していく理由は、買い物習慣の変化。
①人々がもっと質素であまり大量消費しない生活様式を追求するようになってきたこと。
②ますます多くの人たちがオンラインで買い物をするようになってきたこと。
最近の日本ではハロウィーンの10月31日を過ぎた途端に、早くもクリスマスの飾り付けが
され、クリスマスソングが流れてくるようになったが、アメリカでは実りの秋の11月に、
家族の絆を再認識する感謝祭が行われ、クリスマスのホリデーシーズンにつながってゆく。
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