いまは無くなった昔の風物詩
年4回、大学の寮の仲間が集まり、飲み会をやっていることは何度もブログに書いた。
会の名前は、当時姫路にあったかつての旧制高校の寮の名前と寮歌の一節の両方から取り
名づけた「白陵惜春会」
仲間と初めて会ったのは18歳ころ、ということは55年近く前に知り合った連中。
昨日、今年最後の惜春会を行なった。
毎回会場は有楽町の帝劇地下の大学のクラブ。
これまで17時からやっていた会合は今回から昼シフトにし、12時スタート。
ボクは定年以来、ずっと万年幹事。
幹事と言っても大した仕事はない。
会場を1年分予約し、毎回案内メールをメーリングリストで流し、会計管理をやるだけ。
今回は参加者6名といつもより少なかった。
3ヶ月ぶりに会えば、誰かに何か健康上のトラブルがある。
今回はOくんが、突発性認知症で半日間意識がなかったこと、Sくんが一過性意識障害で
短時間記憶が不明瞭であったこと。
70歳過ぎると何があってもおかしくないとあらためて皆で合点。
毎回スピーカーを決めて、スピーカーが選んだテーマで話し、ワイワイやることにしている。
昨日のテーマは「いまは無くなった昔の風物詩」
スピーカーのOくんの出身地は広島県三原市。
三原で過ごした幼少時代の話が幅広く網羅、紹介された。
参加者から「うちの方ではこうだった。ああだった」と議論百出。
取り上げられた風物詩の例を挙げると、
行商、井戸、行水・五右衛門風呂、汲み取り、紙芝居、巡回映画、町内火の用心回り、
お祭り、相撲巡業、木下サーカス、街頭詰将棋、飛行機ビラ宣伝、映画、四季の遊び、
ノツボ、集団検診(BCG、トラコーマ、虫下し)・・・
若い世代の人たちには、馴染みのないものばかりであろうが、娯楽が少なく、みんなが
貧しかった昭和30年初め前後の懐かしい話に全員で盛り上がった。
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