今朝のショッキングな記事
今朝の朝日新聞のトップ記事「のまれる日本のロボット技術」はショッキングなニュース。
2面も全面使って、このニュース。
「グーグル、次世代にらみ買収」 「はじまった日米ロボット競争」
記事のポイントは、日本のロボット研究の本流である東大の助教ふたりが2年前に
設立したベンチャー企業「シャフト」をグーグルが買収したとのニュース。
昨年末グーグルがロボットベンチャー8社を立て続けに買収したことが判明したことは
ニュースで見て覚えている。
8社の中で特に注目されたのが、東京大学発のベンチャー「シャフト」だったとのこと。
ふたりの研究者が開発したのは、福島の現場の不整地で歩けるロボットが原点と
なっている。
グーグルの戦略はベールに包まれたままだが、おぼろげながらうかがえるのは、
次世代のロボット技術すべてを取り込むこと、のようだ。
研究者たちは「日本のロボットテクノロジー自体は、今でも世界をけん引しているとの
見方で一致するが、産業用ではまだリードしているものの、ヒト型はかなり混沌としてきた。
特にソフトの世界では米国がかなり進んでいる」と打ち明ける。
頭脳は米国がつくり、ハード機器は中国が量産するということがエレクトロニクス産業
では現実に起きた。
「手をこまねいていると、ロボットの世界でも起きかねない」とロボット研究者は懸念する。
今後、さまざまな分野で大需要が考えられるロボットテクノロジーの応用。
「ものづくり日本」の力で、グーグル、アメリカに負けることのないよう、産官学挙げて、
ぜひとも立ち向かって欲しいと記事を読んで強く思った。
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