大学時代、同じ寮で過ごした仲間が定期的に集まって飲み会をやっていることは、
何度かブログに書いた。
あらためて考えてみると、仲間と最初に出会ったのはちょうど50年前、半世紀前だ。
当時寮があったのは姫路で、かつての旧制高校の汚い寮だった。教養課程の1年半、
まさに寝食をともにし、一緒に青春を謳歌した気の置けない仲間たちである。
現役時代はそれぞれ忙しく集まって旧交を暖める機会はほとんどなかった。
今は年に4回、有楽町の帝劇地下の大学のクラブに集まって、親交を深めている。
会の名前は白陵(寮)惜春会。ボクは万年幹事。
一昨日火曜日は今年最初の惜春会。参加者は同期仲間と1年先輩と1年後輩の10名。
冒頭、年末に肺がんで急逝した同期仲間のWくんをみんなで偲んだ。
Wくんは豪放磊落な人で、長い間クラブの世話役をやってくれていた。
Wくんのこともあり、また惜春会のメンバーの中にも、色々な病気を経験した人が
いることから、各自の病気の経験を披瀝する機会を持ってはどうかとの提案があった。
今回のメインはSさんのスピーチ。
数年前から毎回、持ち回りでスピーカーを決め、スピーカーがテーマを自由に選び、
スピーチをやっている。
Sさんのスピーチのテーマは『歌は世に連れ~外国から来た歌の変容~』
大変興味深い愉しい話で、全員大いに盛り上がり、楽しんだ。
18世紀、19世紀に欧米で誕生した歌が変遷を経て、いかなる形で語り継がれ、
日本の歌に変容したかをテーマに、持参したCDを流しながら説明。
変容のトップは日本からアメリカに流れていった歌の紹介で、「上を向いて歩こう」と
Diana Kingが歌った「SUKIYAKI」の対比だった。
「SUKIYAKI」が完全に愛の歌であること、歌の中に坂本九の元歌の日本語のワン
フレーズが入っていることなど、とても興味深い話だった。
その他、
① 米国の独立戦争時代に英兵が米兵を からかう歌として生まれ、日本に来て
変容し 「アルプス一万尺」になったこと。
② 南北戦争時代の北軍の行進曲で、黒人の救済に力を尽くし、最期は絞首刑に
処された白人の「John Brownの亡骸」という歌が変遷を経て、「おたまじゃくしは
かえるの子」、「ごんべさんの赤ちゃん」になり、その後、テレビでもおなじみの
「ヨドバシカメラの歌」になったこと。
とにかく話は面白かった。
Sさんは『調べようと思えばネットで調べられるし、CDは図書館で借りてきた』
と言われていたが、これだけ調べるには相当な時間が必要だったことは間違いない。
『惜春会で10人が聞くだけではもったいない話なので、広く告知することはできない
だろうか。例えばNHKに売り込むとか、高齢者施設で講演するとか』など意見が出た。
スピーチが終わったあと、今年あと3回ある惜春会のスピーカーも決まった。
また、今回も旅行が話題となり、関西在の仲間にアレンジをお願いし、関西方面が
どうだろうかとの意見も出た。
メンバー全員がリタイアしたので、去年から開始を1時間早め、5時スタートにしたが、
今回は大いに盛り上がり、終わったのは以前と同じ9時だった。
最後に恒例となった写真を撮ってお開きとなった。
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