アリゾナ5日目
時差はもう大丈夫のはずだが、眠るペースがいぜん乱れていて、疲れがたまり気味。
ツーソン2日目の朝はゆっくりホテルで朝食を食べ、航空博物館に行った。
『自分は会員なので無料で入れる。会員の
特典で一緒に入る人ひとりが無料になる
チケットがあるので、使って』と言われ
無料チケットを一枚いただいた。
いろいろ立ち話をしていたら『自分は
とのことで、話が盛り上がった。
館内に入ると、入り口の案内係も退役
軍人の人たちだった。ここのひとりも
横須賀にいたことがあると言っていた。
世界地図とアメリカ地図が貼って
あって、どこから来たか各自にピンで
マークさせる。『日本から来たお客は今月初めてだ』と言って、迎えてくれた。
館内ならびに外の広場にはいずれも、大変な数の航空機が展示されていた。
館内はほとんどが戦争で使われた航空機。
小林くんは信じられないくらい知識が豊富で、ひとつひとつにコメントしてくれた。
大きな黒い飛行機はすごかった。
1990年には、ロスアンゼルスと
ワシントンの間を1時間4分、
音速の3倍で飛んだと説明に
書かれていた。
ベトナム戦争を経験したという
退役軍人の方から受けた説明も、英語のわからないところが多かったが面白かった。
その人の話では、下の戦闘機は第二次世界大戦でドイツを相手にしたヨーロッパ戦線で
使われた戦闘機。17~20歳の若い兵士がいかに戦ったかを力を込めて説明してくれ、
ぜひ写真を撮っていけと言われた。機体の横と前方には連射できる銃が装備されている。
17機が出撃したが、メッサーシュミットにやられて1機しか生還しなかったときもあった
とのことだった。果敢に戦った若者が散っていったことを来場者に話すことにより、
戦争の愚かさを伝えていくことが、語り部である自分たち退役軍人の務めであるとの
思いが伝わってきた。
屋外の広場には、大統領専用機エアーフォースワンが何機か展示してあった。
下のエアーフォースワンはケネディとジョンソンの使っていたもの。
最後にどうしても観たい戦闘機があり
それは米軍が日本攻撃のために
作った爆撃機、B29。
機体は思っていたより大きかった。
広島、長崎に原爆を投下したのも
B29。広島に投下したB29は
エノラ・ゲイの名前でよく知られている。
小林くんの話では、広島には3機のB29が飛来し、そのうちの1機がエノラ・ゲイで、
エノラ・ゲイはスミソニア博物館に展示されているとのこと。
広島に投下した原爆LITTLE BOYと長崎に投下したFAT MANが展示されていた。
3時間以上航空博物館にいたあと、サボテンが群生する展望台に連れて行って
もらった。残念ながら、写真では山肌に群生している様子がわかない。
このあと疲れてホテル戻り昼寝した。
この日は小林くんがよく利用している大衆メキシコ料理屋2軒に、昼も夜も連れて
行ってもらった。残念ながら料理の写真を撮るのを忘れた。
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