西海岸列車旅(2)
列車は予定より25分遅れで、ロスから9時間弱、19時過ぎにサリナスに着いた。
電車で一緒だったルースはひと駅先のサンノゼまでなので、サリナスで下車する際に
別れた。
この日の目的地モントレーまではサリナスからバスで1時間。バスがどこに停まって
いるかわからず、少々心配したが、無事見つかった。
ドライバーのおばちゃんが待っていてくれた。結局、お客はボクひとり。
1時間の道中、この陽気なおばちゃんとおしゃべり。彼女の話を聞いていて
インテリを感じる人だった。
これまでの旅程を彼女に話した。
『奥さんを連れてくるべきだった。ここモントリーはすばらしいとこだよ。それにたった
1泊はもったいない』
モントレーの街中に入ってからホテルに着くまで、暗い中『今日は朝7時から仕事
していて、これで終わりだから』と言いながら、モントレーで一番の観光スポットの
水族館→フィッシャーマンズ・ワーフ→ダウンタウン→スタインベックの小説
「怒りの葡萄」の舞台になった場所(これは小林くんから聞いていた)→明日サリナスに
行くときピックアップする場所を通り、8時過ぎ、ホテルに連れて行ってくれた。
暗い中だったこともあり、”明日サリナスに行くときピックアップする場所”が翌日
わからず、大変困った。
いっぱい入ったカゴを渡された。
『どれか欲しいものを選ぶの?』と
聞いたら『全部持って行っていいよ』
朝食に食べた。ただ、こういう感じの
食べ物が電車からずっと続き
ちょっと食傷気味だった。
着いたころを見計らって、小林くんが無事到着を確認するために電話をくれた。
ネットでアムトラックの時間を見てくれていて、25分遅れたことも知っていた。
このあと毎日のように、ホテルに着いたタイミングを見計らって、小林くんは
無事到着を確認する電話をくれた。
日本で使っているケータイがアメリカで使えるかどうか、出発前にソフトバンクで
確認したら、使えるということで安心していたが、来たら使えないことが判明。
ひとり旅になってから、小林くんに迷惑をかけたことはもちろんのこと、ケータイが
使えないことで大変困った。
ホテルにはWiFiがあり、パソコンは使えたが、長旅の疲れと風邪気味で、咳が
止まらず、この夜は早めに寝た。
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