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2011年10月20日 (木)

西海岸列車旅(4)

3日前、月曜日の夕方、無事横須賀の自宅に帰ってきた。

アリゾナで引いた風邪がいぜんとして治まらず、体調がよくなく、昨日はかかりつけ医に

行って薬をもらってきた。

話を長距離夜行電車に乗ったサリナスの駅に戻して。

電車は少々遅れて、19時過ぎにサリナス駅を出発した。

ここからポートランドまで21時間、長時間の夜行列車の旅がはじまった。

車掌が来て検札し、ポートランドまでの客という紙を頭上に貼っていった。

お腹がすいてきたが、ひとりで食堂車に行くのは気が引け、売店に行って

チーズバーガーとホットドッグとりんごを買ってきた。

Cimg8047 Cimg8028

乗って1時間半後の20時40分ころ、サンフランシスコ近くのオークランド駅に

停まっていたとき、ガシャという大きな衝撃音とともに、座席から飛び上がった。

何が起きたのかまったくわからない。アナウンスもない。ただ、しばらく経つと

アムトラックの人が『けがをした人はいないか』と言いながら列車の中を何度も

小走りに通っていった。これはただごとではないと察知。

周りの乗客は一斉にケータイ電話で家族や知り合いに連絡をとりはじめた。

『何が起きたかわからないが、オークランドの駅で停まっていたとき激しい衝撃が

あった。自分は無事なので心配しないように』と、みんな電話で相手に伝えていた。

ボクはケータイ電話がないので誰にも連絡のしようがない。また、アムトラックでは

WiFiが使えないので、パソコンのメールも送れない。

それより何が起きたのか、安全は守られるのかを、とにかく知りたかった。

車内アナウンスがあり、貴重品を持って電車を降りるようにとのこと。

一緒に降りた人たちに聞いても、このときは何が起こったか誰もわからず。

長い車列の前の方に歩いて行っていると、『前から別の電車が来て、正面衝突した

ようだ』とのこと。事が尋常でないことをはじめて認識。

『先頭車両まで行けば衝突した状況がわかるよ』と教えてくれる人がいて、先頭まで

行き、衝突した2列車を写真に撮った。

Cimg8034

ぶつかってきた電車が低速(40キロくらい)であったため、大きな事故に至らず幸い

だった。

駅の周辺は救急車、警察車両、報道関係の車でごったかえしていた。

Cimg8042 

200人くらいだったろうか、乗客は駅のロビーで長い間待たされた。

Cimg8043 Cimg8044

1時ころになり、ようやく動きがあった。乗客名簿が読み上げられ、何人で乗って

いるのか、目的地はどこかの確認がはじまった。当然ボクの名前も読み上げられ

『ひとりで、ポートランドまで』と答えた。となりの女性がケータイ端末で報道されて

いるネットニュースを見せてくれた。負傷者18人とのことだった。

乗客名簿確認のあとアムトラックの人が『サンフランシスコ近郊の人たちはバスで

送る。ポートランド、シアトルなど遠くへ行く人は、ぶつかってきた列車を切り離し、

この列車の点検をしたあと、何時になるかわからないが、ポートランドまで行く。

ポートランド以北の人はポートランド駅からバスで送る』とのアナウンスがあった。

自由に取れる食料品と飲料が

準備された。Cimg8045

夜中2時ころやっと電車に

戻れた。

みな疲労困憊。会話を

交わすこともなく、そのまま寝た。

結局ポートランドには11時間

遅れで着くことになる。

ポートランド到着までの車中の出来事は西海岸列車旅(5)で。

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