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2011年10月21日 (金)

西海岸列車旅(5)

オークランド駅での衝突事故処理が終わり、列車に戻れたのは夜中の2時。

興奮気味で結局3時間くらいしか寝られず目が覚めた。

衝突前に近くの席に乗っていた人はだいぶいなくなっていた。サンフランシスコ

近郊の人たちでバスに乗り換えたのだろう。

列車に残った近くの席の人たちとは同じ経験をしたことで、仲良くなった。

目が覚めて最初に思ったのは事故に遭遇したこと、それに無事であることを

小林くんに知らせなければ、と。

斜め前の席に座っていた息子さんと一緒に旅行中のナンシーに事情を話し、

彼女のケータイを借りることにした。

小林くんに電話で、『女房にメールして心配ない旨、伝えて欲しい』と頼んだ。

小林くんからのメールを見たカミサンは娘にも話したようで、翌日ホテルで見た

カミサンからのメールにこう↓書いてあった。

  『N子(娘)がフェイスブックで父親の乗った電車が、、、と書き込んだら

  カナダに住んでいるお友達から駅構内で40キロほどのスピードで

  衝突。十数人軽い怪我をした人がでたけれど、不幸中の幸いでしたね

  とすぐ書き込んでくれたそうです』

今や世界中はつながっているんだ、とあらためて思った。

ポートランドに着くのは夜中の2時ころになりそうなので、宿泊するホテル

(この日の宿はホステル)に前もって知らせておいて、開けてもらわないと

入れないと思い、これはナンシーに頼みホステルに電話してもらった。

隣の席のナンシーと同じ

オレゴンのユージンから来ていたCimg8046

女性のフィリスに『アムトラックが

ランチを乗客に配っているから

食べてきたら』と言われ、

食堂車に食べに行った。

食事のあと、ナンシーが

『電車が通っているこのあたりは

オレゴンの中でもきれいな渓谷が続くところなので、展望車に行かない』

と誘ってくれた。

Cimg8050 Cimg8048

ナンシーの息子さんは11歳との

ことだった。Cimg8051

もちろん何も聞かないし、彼女も

何も言わなかったが、里子として

引き取ったのであろう、インディアン

のとてもかわいい男の子だった。

夜はナンシー親子とフィリスと

ボクの4人で食堂車に食べに

行った。Cimg8057

あとは寝るだけなので軽く

食べようとのみんなの意見で、

鳥の料理をふたつ頼み

ナンシー親子、それにフィリスと

ボクでシェアした。フィリスが

『あなたはアメリカに来た

お客様だから、私がおごる』と言い、ご馳走になった。

列車事故の話が話題になった。ボクが『アムトラックは見舞金を出すだろうか?』

と聞いたら、『要求する人には出すだろうけど、何も言わなければ何もないだろう』

との答え。

事故は全米で広くテレビ、新聞でニュースに取り上げたとのこと。

ぶつかってきた列車に乗っていたCimg8054

乗客は8人だったそうだ。

この日見た夕陽もきれいだった。

ナンシーがユージン駅で降りる前、

周りの乗客6人くらいに自分の

パソコンにメールアドレスを書かせ、

『あとからみんなにメール送るね』

一昨日ナンシーからメールが届き、4人で食べた夕食の写真をつけて返信した。

ナンシーから返事が届いた。

"Wow. Already home. I hope you had a good trip. Would love to know the URL

for your blog. It was so nice to meet you. Nancy"

日本語のブログのURLを送っても、と思ったが、写真は見えるだろうと思いURLを

知らせた。

届いたメールによると、ナンシーは子供たちをインターネットから守る活動をしている

ようである。

ナンシー親子、フィリスは23時ころユージン駅で降りた。

デッキを降りて、3人を列車の外まで見送り、別れ際3人とハグした。

フィリスは降りるちょっと前、『主人が去年の11月に亡くなった。彼は画家で

エンジニアだった。ウエブサイトに彼の描いたたくさんの絵、それにユージンの

ことを書いてるので、ぜひ見て』と言われた。

帰ってサイトを検索したがエラーになった。暗い車中で思い出しながら書いて

いたので違っていたのだろう。彼女に『もう一度アドレスを教えて』とメールした。

ポートランド駅に着いたのは

夜中の2時前。Cimg8058

もともと電車の終点は

シアトルだったが、ポートランド

より先に行く人たちにはバスが

用意されていた。

予定より11時間遅れ32時間の

長旅は終わった。

駅前に停まっていたタクシーに乗り、この日の宿のホステル&ゲストハウスに

行った。ナンシーに電話してもらっていたおかげで、宿に着いたら入り口を

開けてくれた。

疲れで、何もしないでそのままぐっすり休んだ。

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