西海岸列車旅(6)
真夜中に入ったポートランドの宿は
ネットで予約したときユースホステル
とは書いてなかったが、朝食を
食べにダイニングに行くと、
宿泊客の多くは若く、しかも
圧倒的に女性が多かった。
ボクが泊まったのは2階の
ゲストハウス。
朝食を終え、チェックアウトし、バッグを預け、地図をもらい、町の見所を聞いた。
外に出ると紅葉がはじまっていた。路上に栗の実がたくさん落ちていた。
ホテルで、市内はトローリーもバスも無料だから利用してはと言われたので、
若者が3人トローリーを待っていた。 立ち話をしていると、『ポートランドに来たん
だったら、Powell's Bookへ行くべきだ。
Powell's Bookはホテルでも勧められた。
若者たちが『ここで降りて、あそこの角に
ある店だから』教えてくれた。
店内は本のジャンル毎に、赤い部屋、
青い部屋のように部屋が色で
区分けされていた。
ブックオフのような感じで中古本の買い取りコーナーもあった。また、日本書籍も
相当数が並んでいたが、みんな古書のようで読んだ人が持ち込んだのだろう。
『所蔵している本の数はどれくらい?』と聞いたら、100万冊くらいかと言っていた。
ポートランドの町は碁盤の目になっていて、大きくもなく、分かりやすい町だった。
ウオーターフロント方向に行くトローリーに乗り、地図を見て、このあたりがどうかな
と思うところで降り、海に向かって
結果的には大変興味のある場所の
近くで降りていた。
”Japanese American Historical Plaza”
移民してきた日系の人たちが造った
記念の場所だった。
第2次世界大戦前、このあたりには
多くの日系人が住んでいて”NIHON-MACHI”と呼ばれていたと書かれていた。
第2次世界大戦では、日系人は米軍兵士として参戦させられ、大変苦労した
ことが英語で書かれていた。このことはテレビのドラマでも観たことがある。
入り口には、苦労した日系の人たちの様子が描かれたモニュメントが建てられて
いた。
文字が刻まれた石碑が10個くらいあった。
日系人兵士のアメリカへの貢献が多大であったこと、その貢献は大いに評価される
べきであるとの趣旨のレーガン元大統領のメッセージが刻まれた石碑もあった。
日系移民の方が書かれたものであろう、左の石碑が一番ジーンときた。
(クリックすると拡大)。日本語で書かれたものもあった。
たまたま見つけた場所であったが、しばらく離れられなくて、じっくり見た。
地図を見るとチャイナタウンが近くにある。
まで歩いた。立ってた人に
『お勧めの店はないか』と聞くと、
あの店がいいと教えてくれた
店に入った。
酢豚とエビしゅうまいを食べたが
味はイマイチだった。
そろそろ夕方発のシアトル行きの電車の時刻が気になりはじめてきたので、
歩いてホテルに戻った。
バッグを受け取ったあと、歩いてアムトラックのポートランド駅まで。
電車は始発駅だったこともあり、16時20分ぴったりに出発した。
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