円高・株安
今日のトップニュースは、円の独歩高と東証株価の9000円割れ。
朝日新聞夕刊一面で、ミクシィ仲間の日興コーディアル証券シニアストラテジストの
河田剛さんのコメントが紹介されていた。
『当局の認識は楽観的で、市場の認識とずれている』
民主党の動きは歯がゆいくらいスローで、対応が後手後手となっている。
政府は「日銀頼み」で、昨日の首相と日銀総裁の協議で具体的な円高対策が
示されず、結果河田さんの指摘どおり、市場は失望し、その失望が相場に反映した。
この為替相場・株式相場環境は輸出型企業のみならず、多くの企業の業績を停滞
させ、結果、家計・消費にダメージを与え、経済活動全体を沈滞させ、デフレ傾向が
一層進み、最近よく言われる「デフレ・スパイラル」に陥るのでないかと懸念する。
雇用状態にも改善のきざしが見えない。福祉政策にも目を引く斬新なものがない。
この先、民主党は本当にこの国の舵取りができるのだろうかと心配になる。
国民の生活に直接深く関わることに、しっかりした対応を取らないまま、党の代表選に
異常なほどのエネルギーを注ぎ、権力闘争にうつつをぬかしている。
まったくとんでもない、馬鹿げたことだ!
尻馬に乗り、菅VS小沢問題をあおり立てているマスメディアもお粗末極まりない。
今朝の読売新聞ネットニュースにこんな↓記事が出ていた。
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みんなの党の渡辺代表は24日朝のTBSラジオ番組で、民主党代表選への出馬を
検討している小沢一郎前幹事長について、「自分の力を実力以上に見せる力がある。
”張り子の虎パワー”だ」と述べ、実力が過大評価されているとの見方を示した。
その上で、「張り子の虎パワーを維持するため、権力奪取と政策実現のどちらが
表(目的)で、どちらが裏(手段)かよくわからない。これが小沢さんの不幸なところだ」
と指摘した。
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選んだ国民の責任だと言ってしまえばそれまでだが、信頼でき、心底頼れる政治家が
出てくる土壌は、しばらくは期待できないのであろうか。
PS 昨夜ミクシィで河田さんにメールを送ったら、返事があった。
『本当にこのままではまずい感じです。結局、米国と中国の景気が強くなるのを
待つしかないかもしれません』
専門家のアナリストの見立てがこうだから、我が家の塩漬け株は、また一層
樽の底の方へ入ってしまった感じ。
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