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2010年8月19日 (木)

朝日歌壇

8月の朝日新聞の短歌「朝日歌壇」で選ばれた歌には戦争、原爆を詠ったものが多い。

65年たっても、戦争・戦後はまだまだ終わっていない。

朝日新聞は1ヶ月に1度くらい、投稿「声」の欄で「語りつぐ戦争」特集を続けている。

投稿者の多くは80歳代の方たちである。

どの投稿も戦争の凄惨さ、悲惨さ、不条理さを訴え、語っている。

まさに語り継ぐ戦争であるが、もう10年もすると語り継ぎは途絶えてしまうことだろう。

毎年特別な思いをもつ8月である。

  ※  語り出す「学徒動員」それからを生き抜いて来し声の静けさ

  ※  原爆に逝きにし父の忌めぐり来て夏幾度の桐の花咲く

  ※ その母の背中の赤子がこの私引揚げ船は横浜に着く

  ※ 空からは岩に見えよとうずくまる機銃掃射未だ見る夢

  ※ 少年時特攻で自爆するが夢老いて世界の平和なるが夢

  ※ お前らは口惜しくないかと絶叫せし若き士官ありき終戦日来る

  ※ 復員し六十五年色褪せし歩兵操典自分史に載せる

  ※ 転戦のたび潜水艦に追はるる夢遠き今も哀し「海の日」は

  ※ 卒寿なる姑(はは)の作りたる茄子の馬に乗りて戻り来む軍服の義父(ちち)

  ※ 予科練の「整列」に似る群雲をわれは見放くる生き存(ながら)えて

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