映画「2012」
地殻変動による世界規模の災害を描いた近未来SF作品。(gooポイント 68点)
古代マヤ人が残した暦がそこで途切れていることから、「世界終末の日」だと囁かれて
きた2012年12月21日。
太陽の活動が活発化し、2012年にすべての文明を壊滅させる地殻変動が起きる、
と科学者が予測する。米大統領は各国首脳に諮り、選ばれた人々を乗せて人類の
滅亡を防ぐため、秘密裏に巨大な船を建造する。
地球上の大半の人々は危険を知らされないまま、ロサンゼルスに巨大地震が起こり、
カルフォルニア州が水没する。これをきっかけに各地で地殻変動が発生。数千メートル
級の津波が世界中を襲う・・・
巨大地震で無数の高層ビルが倒壊する場面、火山の大噴火で空全体が粉塵の雲に
覆われる場面、大津波にのみ込まれたヒマラヤ山脈から巨大な船が出港する場面・・・
映画の後半は、最先端のVFX(視覚効果)を駆使した映像が続く。VFX映像は天災の
恐ろしさを直接訴えかけてくる。
誰もが普段、大地の上で繁栄する文明を永続的なものと考えている。しかし、東京も
もちろんそうだが、みんな時限爆弾の上に乗っていて、大規模な地殻変動は地球の
歴史の中で実際に起こってきたことだと、作品は訴える。
VFX映像には驚きの連発であったが、多くの日本人が映画に求める、人の”情感”は
ほとんど描かれていなく、前評判のわりにgooポイントが68点というのは、そのためか
と思った。
ついでに、以下は今年観た映画と、ボクが独断でつけた順位。
一年間で観た映画は9作品(外国映画6本、日本映画3本)
ベストスリーは、「愛を読む人」、「チェンジリング」、「沈まぬ太陽(邦画)」
セカンドベストスリーは、「ワリキューレ」、「ベンジャミン・バトン数奇な人生」、
「さまよう刃(邦画)」
サードベストスリーは、「2012」、「グラン・トリノ」、「剣岳 点の記(邦画)」
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