ニューヨークの旅(3)
ニューヨークに出張で何度か行ったのは、もう20年以上前。
最もびっくりしたのは摩天楼。
当時東京には今のように高層ビルはなかったし、ましてや高層ビルが密集している
ところなんてもちろんなかった。そのため、初めて見た摩天楼には強烈なインパクトを
受けた。
見上げると隣も隣も、そのまた隣も超高層ビル。間に見える空が小さかったことが
ずっと鮮明に記憶に残っている。これがまさにニューヨークだと思った。
今回ニューヨーク行きを決め、最もカミサンに見せたかったのは、摩天楼。
そのためには、やはりエンパイヤーステートビルに行かなければと思った。
ニューヨーク市には5つの区がある。中心はもちろんマンハッタン。
そのマンハッタンのほぼ真ん中、しかも中心の通り、5番街にエンパイヤーステートビル
は建っている。ホテルから歩けない距離ではないが、地下鉄で行くことにした。
地下鉄・バス共通で、1週間乗り放題のメトロカードを25ドルで買い、有効活用した。
地下鉄は路線が多いため、乗るときは毎回地図に首っぴき。
エンパイヤーステートビルは約80年前、わずか2年足らずで建てられたそうだ。
床と壁はすべて大理石。
日本で言えば昭和のはじめ。そのビルが今でもニューヨークで最高層のランドマーク。
いまだにヒビ割れひとつ目につかないそうだ。
86階の展望台から、南方向にはLower Manhattan地区が臨め、9・11で倒壊した
World Trade Centerビル方面、その先の島には自由の女神が見える(写真左)
写真右は北方向。真ん中の通りは5番街。
きっとエサをやるので、ここまで
上がってくるのだろう。
300m以上の高さである。
5番街を北に歩いて、グランド
セントラルターミナルに行った。
よく映画の舞台にも使われる
ドラマチックな雰囲気の駅。
インフォメーションでいろいろ話を聞いた。
この駅も約100年前に造られ、10年前にリニューワルオープンしたとのこと。
ドームの高さは約40メートル。
100年前と言えば、大正初期。
あらためてアメリカのすごさを感じるとともに、こんな国と戦争して勝てるわけが
なかったと思った。
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