ヨーロッパの旅(16:美術館・博物館巡り②)
アムステルダムでカミサンと別行動をした日、ひとりで博物館巡りをした。
一番に行きたかったのはアムステルダム歴史博物館。
予想通り大変興味のある展示がたくさんあった。説明パネルが英語だったので
十分理解できた。
13世紀から現在までのアムステルダムの歴史について展示があり、中でも一番
興味を引いた時代は海運国オランダが隆盛を極めた17世紀。
この時代に国を治めていた人たち、それに一般の庶民がどのような生活をしていたか
たくさんの展示を使い説明されていた。
建物自体は17世紀に孤児院だったそうで、中庭もあり、すばらしい場所だった。
次にガイドブックに紹介されていたファンローン博物館を訪ねた。
地図がわかりにくく、しかも博物館風の建物ではなく、周りの住宅にとけ込んでいて
探すのに苦労した。
オランダの黄金時代の豪商だったファン・ローン家が住んでいた家。
家族の肖像画や陶器のコレクションなどのほか、家具、調度品も当時のままに展示
されていて、裕福な人々の生活が偲ばれた。庭もきれいに手入れされていた。
ベルギーで行った美術館はふたつ。
ひとつ目は、アントワープで観たベルギーの著名な画家ルーベンスの家。
ルーベンスが自ら設計し17世紀初めに建てられたバロック様式のアトリエ兼住まい。
現在は市立博物館として一般公開されている。邸内には家具や調度品ばかりでなく、
ルーベンスの代表作が数十点展示されていた。入ったときちょうどガイドツアーが
行われていた。オランダ語だと思われる説明だったため参加できず、絵と展示物を
観るだけで終わり、残念だった。
もうひとつはホテルからトラムに3駅ほど
この場所も難しかった。何人かに聞いたが
はっきりせず、探すのに苦労した。
19世紀に活躍したベルギーの建築家
オルタの自邸兼アトリエを美術館として
公開したもので、周辺にあるオルタ設計の
邸宅3軒と合わせて世界遺産に登録
されている。
オルタはアール・ヌーヴォー様式を建築に
初めて取り入れた建築家。
内部は残念ながら写真撮影禁止だった。
美術館・博物館巡り③では、パリのオルセー美術館を紹介したい。
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