SITAの思い出(4)
SITA(サイタ)を受験していただく方が増えるに伴い、実際どんな方がどのような思いで
受けていただいているのか、また受験していただいた方々の印象を知りたくなった。
そこで合格された首都圏の皆さまにメールを送り、お集まりいただき「意見交換会」を
行うことにした。試験をはじめた翌年01年の中ころのことであった。
東京で数回、あとは大阪、名古屋、福岡で行ない、さまざまなご意見をいただいた。
いただいたご意見の多くを試験の仕組み・内容の改定に結びつけた。
意見交換会を行うことにより、ほかにも副産物があった。
参加された皆さまそれぞれほかの参加者の方々と顔を合わされるのは、もちろん
初めてであった。決まって起きたのは会が終わったあと帰り道、皆さんで話の続きを
して懇親を深められたことだった。
このことがきっかけとなり、参加者の皆さんが地元でグループをつくることに発展して
いった。
グループをつくる目的は共通して、①地域で仲間と交流・懇親をしたい、②みんなで
活躍の場をつくりたい、③勉強会をやりたい、の3点であった。
『グループつくりの呼びかけ文を用意するので、近隣に住む人たちにSITA事務局より
送って欲しい』との要請をあちこちからいただいた。
このような経緯で各地にグループができ、多くの会の発足会に招待していただいた。
こうして全国に15のグループが誕生した。
15のグループはそれぞれ地元でさまざまな活動を行っている。
その中のいくつかを紹介すると、
技術力のあるメンバーが集まり自分たちでパソコン教室も運営している埼玉県の
グループ”NPO法人彩SITA”
シニアITアドバイザーの認定試験団体にもなった大阪高槻のグループ
最初にできたSITAグループで情報交換、勉強会など和気あいあいの活動を長い間
続けている首都圏全域に会員がいる”さいたネット”
「地元に元気を!」をモットーに大阪北摂地区で活動を続けている”北摂SITAの会”
会発足以来6年間で60回近い勉強会を続けている東京町田を中心に活動している
一緒の受験会場だったことが縁で発足し、地元のあちこちで講習会活動を続けている
関西のグループ”阪神SITAクラブ”
受験していただく方が増え、このように各地で多くの合格者のグループができたことは
大変うれしい。
意見交換会だけでなく、東京・大阪では何度もSITA交流会を行い、有資格者が交流、
意見交換、懇親ができる機会を積極的に設けた。
最後、SITAの思い出(5)では、自らの受験と全国のグループの横連携を目指した
活動を紹介したい。
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