今年も熱海で年越し
28日日曜日夜、カミサンと熱海に来た。
熱海のマンションに住んで13年目。このところずっと熱海での越年が年末年始の
パターンになってきた。
管理人の奥さん手作りのお正月の飾り付けができていて、新年を迎える準備が
整っていた。
管理人さんに不在時の熱海新聞の取り置きをお願いしていて、今回も約1ヶ月分
目を通した。
以下、目についた記事を興味を持った順に紹介。
(1) 財政危機に対応するため行財政改革プランが見直され、新庁舎建設が大幅に
延期された。およそ50年前に建設された現庁舎は老朽化が著しく進み、
加えて低い耐震性能が問題視されてきた。しかし後期高齢者負担金の増、
ふたつの中学校の耐震工事ほかの費用負担を優先し、新庁舎の建設は
10年後をメドに延期されることが決まった。
新庁舎が建設されるまでは分庁舎で対応するとのこと。
分庁舎計画では市内の大型スーパーマーケットの2フロアーを借り、市役所の
基幹部門を移すことが計画されている。熱海市の財政はイエローカードが
出かねない状況にある。新庁舎建設延期ならびに分庁舎で凌ぐ案は歓迎すべき
英断である。
厳しい財政状況の中、本年度退職する36人の職員に払われる退職金総額は
約8億8千万円。平均支払額は2,438万円とのこと。
思った以上の額で大企業の中間管理職とほぼ同額。退職金はもちろんすべて
税金でまかなわれる。釈然としないものを感じる。
(2) 応援している民主党・市民クラブ議員団提案の「期末手当を含む議員報酬の
8%削減」が議会で僅差で否決された。『市の財政は危機的状況にある。
市民には上下水道料金引き上げなどの負担をお願いしなければならず、
市職員には8%の賃金カットも認めてもらっている。議員報酬も8%カットして
市の財政再建に貢献していこう』との趣旨の提案であった。
否決されたことは、大変残念である。
(3) 暗いニュースばかりではない。不景気で遠方への旅行が敬遠される中、
熱海への観光客は今年は大変好調であった。各種文化イベントの主催会場
として使われる起雲閣の入館者は昨年同期に比べ1.5倍。
大型クルーズ船「にっぽん丸」がこの1年間で3回熱海港に寄港したことも
うれしいニュースである。
また、これからは熱海は花でにぎわう。1月17日からリニューワルされつつある
熱海梅園で早咲きの梅、それにこちらも早咲きのあたみ桜が楽しめるのも
まもなく。
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