住居建替えプラン(その4)
2月23日のブログで住居建替えプランのことを書いた。
その中で、近所3軒の方たちと4人で去年後半から話し合いを続けてきたこと、それに
集合住宅の建替え支援を行っているNPOに参画してもらい、『テラスハウスの将来を
考える勉強会』を開催したことを書いた。
その後この勉強会は毎月開催し、アメリカ旅行から帰ってきたあと第4回目を行った。
最終回である第4回目はこれまで3回の勉強会で議論してきた3つの選択肢を踏まえ
自由に議論する意見交換形式とした。
意見交換するにあたり、第3回勉強会が終わったあとアンケート用紙を全戸89戸に
配布し、①3回行った勉強会の印象 ②3つの選択肢を中心に今後どう考えるか
③ 「テラスハウスの将来を考える会」をつくることへの賛否を聞いた。
アンケートはアメリカ旅行の前に回収し、世話人4人で議論した。
回収したアンケートの集計をもとに、先週金曜日に開催した第4回勉強会で参加者
全員で意見交換を行った。
残念ながら当日の参加者は27名と少なかった。
ただ、アンケートでは(回収率63%)、約9割の方が「勉強会は時宜を得たよい企画で
あった」と回答され、ほぼ同数の方が「将来については今から考えなければならない」
および「将来を考える会をつくることは必要である」と回答された。
次のステップとして、89戸を構成する7つのブロックそれぞれから管理者を出して
連絡会をつくることが了承された。
所期の目的は一応達成できたものの、勉強会に参加した人が6割程度であった現状を
考えれば、意見が集約できる状況にはまだまだ程遠い。
多くの方々が、『現状特に問題ないのだから将来のことは考えたくない』との気持ちで
あることは明らかである。また、世帯主の高齢化が進んでいて、子供世帯は別に居を
かまえている家が多い。
今回の勉強会は将来を考えるきっかけにはなったものの、実際の行動に結びつける
ことは依然として容易ではない。
当テラスハウスは庭つき一戸建てではあるものの、建て替えを考えた場合は集合
住宅である。
建物の老朽化と住人の高齢化が同時に進む中、建て替えに苦慮する集合住宅は
日本全国ますます増えていくことであろう。
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