米大統領予備選に思う
これほど盛り上がりのあるアメリカの大統領選挙は記憶がない。
盛り上がっているがため、大統領が選ばれる複雑なプロセスを知ろうとする。
新聞、テレビも丁寧に説明してくれる。
ニューハンプシャーでは大方の予想に反し、クリントンが勝った。
と言ってもオバマとの得票率の差はたった2%。
以下はボクの個人的な意見。
ヒラリーはNo thank you。
女性だからなんて言ったら袋叩きにあうが、あまりにもエキセントリック。
また考え方にブレがあるように思う。
もっとも日本のテレビや新聞報道からだけの判断ではあるが。
アメリカの大統領は到底日本の首相の比ではない絶大な権力を持つ。
当然、力はアメリカ国内はもちろんのこと世界に及びその頂点に君臨する。
もしエキセントリックで、ブレのある人間がこのようなポジションについたら
大変なことになる。
任期4年の間に世界の情勢を変えていく権力を持つことが可能である。
もし04年にブッシュでなく、民主党が勝ち大統領がゴアになっていたと
したら、世界の情勢は今とは大きく違っていたことだろう。
それほど大変な人を選ぶのに、ヒラリーの勝利の要因のひとつが”涙”だった
なんて、ちゃんちゃらおかしい。
ヒラリーに投票した人の多くは女性と高齢者だったとのこと。
米大統領選は立候補予定者が出馬を表明したあと延々2年かけて大統領を
民主的に選ぶという”大衆民主主義”とのことであるが、今回のニューハンプ
シャーの展開をみて、いくぶん疑問に思った。
まあ、流れは明らかに民主党で、しかもオバマであると思うし、そうなって
欲しい。
”WASP(White-Anglo-Saxon-Protestant)”でない人が世界のリーダーに
なれば、オバマが言う”変化”が期待できる。
もうゼッタイにNo thank youのブッシュの後始末はとんでもなく大変なことで
あろうが、オバマにその役をやって欲しい。
ただどうなろうとも、ブッシュは1年後の来年の1月まで大統領で居続ける。
今後の予定は19日にネバダ州の党員集会、26日にサウスカロライナ州の
予備選、そのあと、天王山の2月5日の「スーパーチューズデイ」
まだまだ楽しめそうだ。
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