伊豆へ(松崎 その1)
娘宅でミサキの3歳の誕生日会をやったあと熱海へ。
熱海で1泊し、昨日朝9時過ぎに出て、車で伊豆へ。
以前から興味があり、ぜひ一度行きたかった下田の近くの松崎を目指す。
カーナビで見ると、松崎までは80キロ。
熱海に住んで12年になるが、これまでで一番の遠距離ドライブ。
1時間足らずで行ける箱根ですら夫婦で行ったのはこれまでたった1回。
途中、天城湯ヶ島の浄蓮の滝に寄った。
石川さゆりの”天城越え”で歌われ、
浄蓮の滝の名は広く知られた。
25メートルの高さから流れ落ちる滝、
澄んだ滝つぼ、周りの風景、いずれも
最高。滝の大好きなボクは長い間
そのすばらしさに見入った。
昼時になり、松崎に着くまでお腹がもちそうにないので、松崎の手前の
西伊豆町の安良里という小さな港町で食事をすることにした。
地元の魚が食べられそうなよこ田という店を見つけ雰囲気が良さそうなので
寄った。
安良里の港にはヨットが係留してあり、ダイバーにも人気の町のようだ。
お昼を食べながら、となりに座ったシニアのグループの話を聞いていたら
ヨットで来たと話していた。
安良里から松崎までは20分くらい。
待望の松崎に到着。松崎は人口8千人の小さな街。
掲示してあった地図を見て、先ずは観光案内所(写真右)へ。
2時間くらいで見て回りたいと話し、観光案内所の勧めで先ずは岩科学校に
行くことにした。
岩科学校は明治12年に地元住民が多額の寄付をし、当時の金で2億円
以上かけて、伊豆のこの地につくられた学校。
古い教科書がたくさん展示してあった。
急な階段、当時のまま残っている教室、小使い室の跡。懐かしい小使い室
という名前を久しぶりに聞いた。
右の写真は、当時裁縫や作法の授業に使われていた教室で、壁面には
飛翔する千羽鶴が描かれている。
この千羽鶴は、松崎で生まれ江戸後期、漆喰鏝(こて)絵師として活躍した
入江長八という人の作。
漆喰をこてだけで仕上げた見事な作品。
入江長八のおかげで、松崎はなまこ壁が街のウリになった。
このあと、入江長八の作品を観るため長八美術館に行った。
治12年当時、松崎では村内の教育振興熱が高く、校舎新築のための寄付金が集められた
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文化財旧岩科小学校の多額の寄付で建設された事を詳しく知っていますので、少々、長くなります。
私のおじいさんは、新潟から伊豆へ金鉱探しで、伊豆に流れて来たあるそうです。ある岩科の会社に頼まれて、金脈を探していたところ、岩科村と南伊豆の青野間の山で硝石の鉱脈をわたしのおじいさん達が探し当て、それで当時国では・戦争で火薬の材料が大量にほしく、大変売れに売れて大変儲かったので、教育はこれから、絶対に必要となるので小さな立派小学校ができたそうでう。
ちなみに、私のおかあさんが小さいとき、岩科小学の鶴に間で実際作法や習字裁縫等;
習ったそうです。
投稿: 菅井(旧姓越後)誠次 | 2011年9月26日 (月) 23時06分
4年前に書いたブログを見つけて、コメントしていただき
ありがとうございます。
松崎は期待していた通りのステキな町でした。
あらためて自分のブログを読み返してみて
旧岩科小学校のことを思い出しました。
投稿: タック | 2011年9月27日 (火) 09時41分