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2007年9月12日 (水)

激震が走ったあと、思ったこと

午後1時ちょっと前、臨時ニュースのテロップで流れた安倍首相退陣で今日は

一日大揺れ。

論評はもちろんメディアに任せるとして、ボクが感じた印象を書きたい。

12月16日のブログ、『最近どうも気になる。。。』で以下のことを書いた。

12月は安倍首相誕生から3ヶ月後である。

  ~~~~~~   ~~~~~~   ~~~~~~   ~~~~~~

防衛庁の省昇格および昨日成立した改正教育基本法いずれも、新聞が書いて

いる通り、安倍首相自らの掲げる『戦後体制からの脱却』を目指したものである。

ただ、『誰もできなかったことを成し遂げ、歴史に名を残す宰相になる』という

首相の野心がどうも見え隠れする。

それとともに、『大企業優遇の減税ばらまき』、『無所属議員の復党』は、来年予定

されている参議院選挙、統一地方選挙で勝つため一辺倒の施策と言われている。

選挙に勝つことは、たしかに『歴史に名を残す宰相になる』ための必須条件である。

やっていることがわかりやすいと言えばわかりやすいが、あまりにも自ら (だけでは

なかろうが)の利に向けて、なりふり構わず動くトップにこの国の将来を託していいの

だろうかと、最近不安を感じる。

  ~~~~~~   ~~~~~~   ~~~~~~   ~~~~~~

上記に加えて、安倍晋三の人物像を自分なりに分析してみると、

  ※ 考え方がブレる。

   人間だから仕方ないこととは言え、この1年を振り返ってみて、中心軸が

   あまりにもブレた。前言を翻すことまではしなかったものの、以前しきりに

   言っていたことが、いつの間にやらどこかに行ってしまっている。

   小泉さんのやったことには功罪ありと言われているが、ブレはなかった。

  ※ 最近はやりの空気の読めないKY人間。

   参議院選での敗北責任をとって辞めないで、何故、臨時国会の代表質問の

   直前にすべてを投げ出すのか。

   追い詰められることは誰がみても明らかなのに、続投を言い張った。

   まったくのKY人間。

  ※ 発する言葉があまりにも軽い。

   例えば、今日の記者会見を聞いて唖然とした。

   参議院選敗北後、『政治に空白をつくることは許されない』と言い、非難を

   もろともせず居座った。

   今日の辞職で自らがどれだけ甚大な政治空白をつくったことか!

   もちろん空白だけではない。どれほど深刻な政治の混迷、不安定を惹起した

   ことか。

   国会の機能停止状態は、国民生活に大変な影響を及ぼす。

   山積している問題は野ざらしにされ、時間だけが無為に過ぎていく。

   不安定な政治は、当然経済にも国際関係にも甚大な影響を及ぼす。

       もういいかげんにして欲しい!

   本人もきっと、参議院選敗北直後に辞めておけばよかったと何度も思ったこと

   だろう。辞めさえしておけば、こんな大混乱にはならなかった。

   もっとも今夜は本人はホッとして、吹っ切れたことであろうが。

12月の上記ブログにも書いたが、この国を託すに足る器量を備えていた人間とは

とても言いがたい。

まあ、このドタバタ劇で間違いなく二大政党化への道は一層拓けてきたので、

結果的には良しとすべきだとは思うが。

  

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コメント

「発する言葉があまりに軽い」同感です。「美しい国作り」これこそ
軽く、許せなかった言葉です。本当にそう考えるのならば、まずは
国民の安全と命がかかった最も重視されるべき「刑法」を変えるべきと願いも込めて「美しい国ではない」と強調しました。39年間も交通犠牲者と遺族を無視し続け、「やれやれ仕方なし」とばかりに新設された法律は7年止まり・・・これでは同じことの繰り返しです。何故最も過酷な状況下のさなかに遺族が署名活動をおこない、報道の力を借り訴え続けなければならないのか。交通事犯者だけでなく、あらゆる犯罪者の被害に遭い、命を奪われた犠牲者と遺族に長年「この国」はどれだけの「仕打ち」をしてきたのか自覚すら有りません。かつて「責任と死」に対して美意識をもっていた「日本」こそ美しい国と言えたのかも知れません。

福地さん
まったく同感です。

>あらゆる犯罪者の被害に遭い、命を奪われた犠牲者と遺族に
>長年「この国」はどれだけの「仕打ち」をしてきたのか自覚すら
>有りません。

まったくそのとおりです!

>かつて「責任と死」に対して美意識をもっていた「日本」こそ
>美しい国と言えたのかも知れません。

この一文、しっかりうなずきながら読みました。

無責任、呆れるほどの言葉の軽さ。選挙に負けておきながら、「批判を真摯に受け止め、改革を前に進めねばならない」という言葉の虚ろさ。

安保反対の騒然とした空気の中で、おじいさん(岸信介首相)と一緒に遊び、自分だけが本当のことを知っている、という錯覚が幼児期にできてしまったのではないかと思います。

同じ悲劇を体験しろ、などとはいいません。しかし、福地さんの、花房さんの味わられた苦しみを感じ取る努力、そういうものが全くなかったのではないでしょうか。

*9月25日、福地さんは川口の事故現場にいかれます、私もご一緒させていただく予定です。私のブログに記事をアップします。

参議院選惨敗後、続投を許した自民党の責任は極めて重大です。
ボクはメディアはこのことをもっともっと問題にすべきだと思います。
続投を許す体質を持つ自民党はここで一度退場させるべきです。

にもかかわらず、今夜のニュースはポスト安倍一色。
もういいかげんにしてくれ!との気持ちがますます強くなりました。

自民党にも大きな責任があります。責任逃れの模索で小泉さんに
頼ろう等恥も外聞もなにもない。この国の大きな欠点は責任の所在
をはっきりしない、うやむやにする。マスコミにも問題が有りますが、
国民が無関心、諦め等の理由からか意見を明確にしたがらない。
大昔なら農民の「一揆」なる反乱もない。戦国の覇王といわれた武将
でさえ「一揆」を恐れたといわれています。誤解しないで欲しいのですが、何も反乱を起こせと言っているのではありません。
おかしいものはおかしいと声をあげるべきだといっているのです。
まずは国民の意識を変えないといつまでも「この国は」のままではないでしょうか。

安倍首相の宰相としての資質、器量にはもちろん問題がありますが、
自民党にはもっともっと大きな責任と問題があります。

「この国の大きな欠点は責任の所在をはっきりしない、うやむやにすること」、
まさに、これがこの国の根っこにある問題であることは間違いありません。

いずれにしても、何が起きても変わらない動きをする自民党
(派閥を軸にした昨日、今日のポスト安倍の動き)を見ていて思うことは、
自民党は一度早いタイミングでひとまず退場させ、反省さえ、根本から考え直させ、
再度出直す機会を与える時期に明らかに来ています。

マスコミの切り口、視点にもしばしば問題を感じます。
今回の騒動でも安倍首相個人だけではなく、彼が寄って立つところ、
現在は政権政党である自民党、これを公平な目で見てマスコミは
指弾すべきだと思います。

また、取り上げた問題も一過性ではなく、しっかり成り行きを見守り
追跡、追求する姿勢が必須です。

古くて新しい問題ですが、報道のあり方についてはもっともっと深い
議論と研究がされるべきだと思います。
国民の過半がそれに引きづられるのですから。


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