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2006年12月28日 (木)

『ウエッブ進化論』

11月15日のブログ、『NPO月例会』で、ウエッブ進化論』(梅田望夫著 ちくま新書

2006年2月刊)が一読の価値ありと薦められたと書いた。

なかなかおもしろい本だった。知らなかったこと、興味あることをいろいろ知った。

副題は『本当の大変化はこれから始まる』 まさにそれを予感させる内容だった。

筆者が特に強調しているのは、グーグルのすごさ。

グーグルは『増殖する地球上の厖大な情報をすべて整理し尽す』という理念のもと、

98年に創業されたベンチャー。出来てまだたった8年なのに、05年にはその時価

総額が10兆円を超えたとのこと。今や世界中の才能がグーグル入社希望の列を

作っているという”化け物”会社になっている。

グーグルは『すべての言語におけるすべての言葉の組み合わせに対して、それらに

最も適した情報の取り出しを可能にする検索エンジンを無償で提供している会社』

日々刻々と更新される世界中のネット上の情報を自動的に取り込み、情報の意味や

重要性、情報同士の関係などを解析し続けるため、グーグルの30万台もの

コンピューターが365日、24時間動き続けている。

たった8年で、グーグルはマイクロソフトが脅威を感じる存在になっている。

本の中あちこちでネットの『こちら側』と『あちら側』との表現が出てくる。

いまやネットの『こちら側』から『あちら側』へのパワーシフトが起きつつあり、

その中でグーグルの存在意義が出てきている。

『こちら側』とはインターネットの利用者の世界。マイクロソフトのソフトは『こちら側』で

動作する。

それに対し『あちら側』とは、インターネット空間に浮かぶ巨大な情報発電所とも

言うべきバーチャルな世界。いったんその巨大な情報発電所に付加価値を創造する

システムを作りこめば、ネットを介して均質なサービスをグローバルに提供できる。

グーグルはまさに『あちら側』に仕掛けを構築した。その仕掛けのもとで、例えば

最近話題になっている無料の電子メールサービス『Gメール』は動作し、Gメールの

ユーザは過去の電子メールの内容を高速検索できる。ユーザひとりずつに1ギガ

バイトという巨大ストレージをネットの『あちら側』に無償で用意する。一生分の

メールが保存できるとさえ言われている。そのメールサービスがすべてタダとは。

Gメール側では、コンピュータがメールの本文を分析する。利用者がメールを読む時

内容に関連した広告が画面に表示される。それがグーグルの収益に結びつく。

今年グーグルが提供を始めた『グーグル・アース(Google Earth)』を使ってみたが

これもスゴイ。

無料でダウンロードできるグーグル・アースを使えば世界中の衛星写真を3次元の

立体映像で見ることができる。グーグルアースについては別の機会に紹介する。

本の中ではグーグル以外にウエッブ進化論がいろいろ紹介されている。

下記の記述が何度も出てきた。

『インターネットの真の意味は、”不特定多数無限大”の人々とのつながりを持つ

ためのコストがほぼゼロになったということである』

まさに言い当てている。

1冊の本の紹介を限られた文量ですることは所詮できない。

興味のある方は『ウエッブ進化論』を読まれては。

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