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2006年12月11日 (月)

生命のメッセージ展 in早稲田大学 2006

11月24日のブログ、『生命(いのち)のメッセージ展』について、以下紹介した

  『生命のメッセージ展』は、交通事故や犯罪等により理不尽・不条理に命を

  絶たれた人たちのかけがえのない大切な命の証をたどり、いのちの重さを

  訴えることを趣旨に、全国各地で行われている展示活動である。 

  2001年にこの活動をはじめたのは、座間市在住の造形作家の鈴木共子

  さん鈴木さんは、2000年4月、母ひとり子ひとりの中で育てられた

  最愛の息子零くんを交通事故で亡くされた。

  無免許・無車検・スピード違反の酔っ払い運転の加害者が起こした極めて

  悪質な事故であった。

  零くんは1年浪人し、早稲田大学に入学した。初めての授業を翌日に

  控えた日、友人と2人で歩道を歩いていたところへ飲酒運転の車が

  突っ込んできた痛ましい事故だった。

  悲しみのどん底の中、鈴木さんは立ち上がり、交通事故や犯罪等により

  理不尽・不条理に命を絶たれた全国の被害者に呼びかけ、2001年に

  『生命のメッセージ展』スタートした。

昨日カミサンと一緒に早稲田大学で開催されていた『生命のメッセージ展』に

行ってきた。

『生命のメッセージ展』は今回が40回目。早稲田大学での開催は3回目。

息子零君がいなくなったあと、鈴木共子さんは猛勉強し、零君が入った

早稲田大学にみごと合格。いまや4回生。

昨日は『生命のメッセージ展 in 早稲田大学 2006』の6日目で最終日。

3時から、鈴木さんをモデルに作られた映画、0(ゼロ)からの風

塩屋 俊監督との座談会があった。

Atami_002_2 Atami_004_2

塩屋監督と鈴木さんの出会い、監督が『0(ゼロからの風』をつくるに至った思い、

鈴木共子さん役の田中好子さん、零君役の杉浦太陽さんの演技ぶり、撮影裏話

など、監督と鈴木さんの対談とメイキング映像が放映された。

トヨタ、ホンダ、松下、富士通など企業と個人の寄付で制作費用のすべてを

まかなうそうで、これまでに寄付だけでつくられた映画はなかったとのこと。

Atami_008 Atami_005_2

座談会が終わったあとメッセージ展を見て回った。

亡くなった方の人型の足元に愛用していた靴が置かれ、写真とともに亡くなった

方の紹介と遭遇した事故について記してある。何度見ても胸がつまる。

Atami_012_4 Atami_015_2

2001年3月に『生命のメッセージ展』が始まったときにはたった10センチの

赤い糸だった毛糸が、『生命のメッセージ展』に来た多くの人たちがつないで

いって、今や左下の写真のような大きな毛糸たまになった。

     Atami_011_3       Atami_013_3 

最後にエンディングセレモニーがあった。Atami_016

今回の『生命のメッセージ展 in 早稲田大学          

2006』の運営に携わった学生たちが全員

挨拶した。メッセージ展に関わって得られた

思いが語られ、多くの感動的な話が聞けた。

早稲田大学のメッセージ展を見たのは

今回が2度目である。学生たちが心を込めて準備し運営した様子がひしひしと

伝わってきた。

来年5月以降2年間かけて、映画『0(ゼロ)からの風』は全国各地で上映される。

お近くで上映される折には、ご覧になってはいかがだろうか。

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コメント

今から、四半世紀にもなります。
妻の兄が帰宅途中に交通事故で亡くなりました。サラリーマンだった兄はアルコールが入っていました
相手は自動車、こちらは歩行中
目撃者もなく・・・・・・・
生命保険金も不払いという追い打ち・・・・・・・
絶対的な力関係で優位な巨大生保は、アルコールが入っていたという事のみで重過失で支払わないと決定しました。
妻と、幼子二人が遺りました。
手許に、20㎝以上の分厚さの裁判記録のみ残っています

Hさん

ブログをご覧いただき、コメントを送っていただきまして
ありがとうございました。

お義兄様の悲惨なお話をお聞きし、おかけする言葉がありません。
長い年月が経ち、子供さんたちはきっと立派になられたことと
拝察いたします。

多くの事故が死人に口なしをいいことに、加害者はただただ
自らを保身する虚偽の供述をし、警察は供述の裏づけを取ることなく、
また、積極的に捜査することなく事故処理を終わらせてしまうことは
珍しくありません。

加えて、損保会社は、多額の利益を出しているにもかかわらず、
卑劣、狡猾極まりなく、不払い、過少払いは言うに及ばず、
時には虚偽、隠匿等の行為を行うとも聞いています。

最近はマスメディアに実態を暴露されいくぶんかは改善されて
いるのではないかと思いますが、四半世紀前は損保会社は
きっとやりたい放題だったことでしょう。

お義兄様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

被害にあった人たち、その親族や友人たちが声をあげることが重要なんですね。「生命のメッセージ展」を続けられているみなさん、ご子息の追悼文集を出版された花房さん、そのほかの皆様に敬意を表します。  声をあげると悲劇を売り物にしているように思われるのではないか、そんな心理が働くようです。私はソフトカーという最高速度制御をする車(あるいはそのためのシステム)の開発をしていますが、それを是非実現したいと思ったきっかけは1997年の姉の交通事故死でした。故人のためにも、これまでの多くの犠牲者のためにも、そして、新たな犠牲者を生まないためにも、悲劇に眼を覆わない姿勢必要だとあらためて考えています。

小栗さん

>故人のためにも、これまでの多くの犠牲者のためにも、
>そして、新たな犠牲者を生まないためにも、悲劇に眼を
>覆わない姿勢必要だとあらためて考えています。

まったくおっしゃる通りです。

花房さん
 
この記事で「零からの風」のことを書いていらっしゃたんですね。私の福地さんへのコメントを修正したいただき、ありがとうございました。

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