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2006年9月16日 (土)

『生命のメッセージ展』

生命(いのち)のメッセージ展については、ブログで何度か書いた。

『生命のメッセージ展』は、交通事故や犯罪等により理不尽・不条理に命を絶たれた

人たちのかけがえのない大切な命の証をたどり、いのちの重さを訴えることを趣旨に、

全国各地で展示活動が行われている。 

2001年にこの活動をはじめたのは、座間市在住の造形作家の鈴木 共子さんである。

鈴木さんは、2000年4月、母ひとり子ひとりの中で育てられた最愛の息子零くんを

交通事故で亡くされた。

無免許・無車検・速度超過の酔っ払い運転の加害者が起こした極めて悪質な事故で

あった。

零くんは1年浪人し、みごと早稲田大学に入学した。初めての授業を翌日に控えた日、

友人と2人で歩道を歩いていたところへ飲酒運転者が突っ込んできた痛ましい事故

だった。

悲しみのどん底の中、鈴木さんは立ち上がり、交通事故や犯罪等により理不尽・

不条理に命を絶たれた全国の被害者に呼びかけ『生命のメッセージ展』は

スタートした。

活動の趣旨に賛同し、ともに活動に参加する人たちの輪が全国にどんどん広がり、

今回が37回目の開催となった。

37回のうち、国会で2回、早稲田大学で2回開催された。

早稲田大学で開催されたには訳があった。

零くんが亡くなったあと、鈴木さんは零くんのために何かできないだろうかとの思いで、

零くんが頑張って入学した早稲田大学を受験することを決意された。

鈴木さんは猛勉強し、3回目の挑戦で3年前見事に早稲田大学に合格した。

鈴木さんの受験勉強、特に英語がいかに大変だったかは、当時時々電話をいただき、

お話しを聞いていたのでよく知っている。

このような経緯から、学生たちの全面的な協力のもと、親子で縁のある早稲田大学で

『生命のメッセージ展』が開催された。

3日前の朝日新聞夕刊で、鈴木さんのこと、それに『生命のメッセージ展』のことが

大きく取り上げられていた。

記事の中で、以前より鈴木さんから聞いていた鈴木さんをモデルにした映画

『ゼロからの風』の撮影がいよいよ来月からはじまると書いてあった。

鈴木さんが大学を卒業する来年の3月に封切られ、早稲田大での上映を皮切りに

2年かけて、全国各地の市民ホールや公民館を巡回する。

きっと全国のたくさんの人たちに鈴木さんの想い・メッセージが伝わることと思う。

鈴木さんからお誘いを受け、昨日稲城市で開催されている37回目の

『生命のメッセージ展』を見に行ってきた。(文末に新聞記事掲載)

終わって、鈴木さんと早稲田大学の          Syokuji_2

学生で鈴木さんを全面的に支援

している三幡君の3人で食事をした。 

いろいろな話題で盛り上がり、

5時間近く話した。

   

   

      犯罪や事故被害者の叫び  稲城で生命のメッセージ展

ある日突然、犯罪や事故などで生命を奪われた人たちが生きた証しを伝えようという

「生命(いのち)のメッセージ展inいなぎ2006」が15日、稲城市向陽台の城山体験

学習館で始まった。

2001年から全国各地で開催され、今回が37か所目だが、都内で広く一般に公開

されるのは初めてだという。

館内には被害者の等身大の人型パネルと遺品の靴や帽子などが展示されており、

その数は「119命(めい)」に上る。また、飲酒による死亡ひき逃げ事件、リンチ殺人

などによる犠牲者の遺族らが書き込んだメッセージの展示なども。

初日のこの日、会場を訪れた地元の小学生らは熱心にメモを取り、大型トラックに

はねられて死亡した同じ世代の子供に思いをはせていた。会場を訪れた府中市の

主婦(40)は「展示されている履物がとても生々しい。一瞬で家族の命を奪われる

悲しみが伝わってくる。他人事ではない気がした」と話していた。

遺族の埼玉県坂戸市森戸、イラストレーター正林俊幸さん(57)は「5年前に19歳の

娘の命を奪われ、飲酒運転の怖さを知らされた。本人もだが、周囲の人たちも

ドライバーに飲酒運転をしないよう注意してほしい」と語った。

17日まで。入場無料。問い合わせは実行委員会事務局((電)042・378・1707)へ

(2006年9月16日  読売新聞 多摩版)  
                                 

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コメント

お酒を飲んだら運転しない!

たった、これだけの事。
こんな事が分からない輩が大切な命を一瞬にして奪う。
理不尽、不条理。
それ以前にルールに対するイシキの低さ。
今日もテレビやマスコミで「飲酒運転禁止」を
訴えていながら、今も飲酒運転をしている人がいる。
未来のある若者の命を無残に奪う「犯罪」に対して
どう対処するのか?

予断ですが、車を製造する会社はハンドルにアルコール検知器を常設させ、運転者がお酒を飲んだらエンジンはスタートしない。
これくらいの装備を日本の技術で作れないものでしょうか?。

タックさんのブログはいつも心に響きます。
心に響くから体が動き出します。
こういう大先輩に出会えた事に感謝します。

MADD JAPANというNPO団体が「アルコール・インターロックシステム」
(飲酒を検知したら車のキィが作動しなくなるシステム)を普及させようとしています。
MADD JAPAN代表の飯田和代さんは娘さんを飲酒運転の男に殺されました。
飯田さんのことは以前から知っていて、彼女はもう8年近く頑張って
活動されています。

「アルコール・インターロックシステム」は、アメリカ、カナダでは、
特に飲酒運転の再犯防止のため、既に広く採用されていて、
スエーデンでは3年後に全車輌に装備することが義務付けられる
ことになっているそうです。

何としても「アルコール・インターロックシステム」が世の中に認知され、
普及することを願っています。

タックさん、こんばんは。

なぜだか、ブログを発見してしまいましたので、
書き込みをさせていただきます。

ちなみに別に名前はふせてもらわなくても大丈夫ですよ。

昨日(一昨日)から、ずっと考えているのですが、モラルって、いつどうやって
形成されていくのでしょうかね。
いつなら健全なモラルを取り戻せるのでしょうか。
そもそも健全とは何かという疑問もありますが・・・

いずれにしても、できることから一歩ずつなのでしょうね。
どんな対策を講じてもきっと抜け穴を見つけて悪用する人は、
いるのですから。
それをじっくりひとつずつ解決していくしかないのでしょうね。

夢を語る鈴木さんにはいつも尊敬と慕情のいりまじった複雑な
感情を抱いています。

なんとなく思っていることを羅列してしまいました。
ごめんなさい。
もしこのコメントに問題があれば削除してください。

三幡くん

ブログの書き込み、ありがとうございました。
名前書かせていただきました。

昨日も今日も稲城でしょうか。
ご苦労さまです。

>昨日(一昨日)から、ずっと考えているのですが、モラルって、
>いつどうやって形成されていくのでしょうかね。

偏に家庭だと思います。
親の言動、しつけ・教育、子供への気配り・・・
学校教育はあと付けだと思います。

それにこの間話したように、「自分だけがよければいい」という
意識が悪モラルの根底にあり、それが事故を起こす要因に
なっていると確信します。
飲酒運転、ひき逃げ、みんなこの延長線上にあります。

親がそうであれば、子も同じように育ち、ひとたびこの循環に
入ってしまうと、世の中はどんどん荒んで荒廃していきます。

世代が進むにつれて、この傾向が増長していくのでないかと
ずっと懸念しています。

これもこの間話して盛り上がった「免許試験には、学科・実技に
加えて、車の運転に対し適性が備わっているかどうかの検証を
是非加えて欲しい」と思う所以です。
適性検査の方法は決して難しいことではありません。

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