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2006年8月16日 (水)

甦れ!熱海

マンションの近くを散歩していて気がついたが、かつては熱海の著名な老舗旅館であった

『水口園』がついに倒産し、解体されはじめた。

池のある深い緑の中にいくつもの離れ座敷があり、とてもすばらしい旅館であった。

熱海全体に往時の賑わいはなく、倒産したり閉めた老舗旅館・ホテルが数多くある。

特に、お宮の松のあるサンビーチ沿いは惨憺たるありさまである。

思いつくだけでも、静観荘、フジヤホテル、つるやホテル、翠光園ホテル ・・・

いまや、若い人たちや家族連れの多くは、熱海を外して、箱根や伊豆に流れて

しまっている。 熱海に人を惹きつける魅力がないからである。

何故、熱海はここまで衰退したのか。

華やかだった昔の熱海の幻影から脱けきれず、旧き良き時代の熱海にあぐらをかいた

結果、街おこしが遅れた、あるいは街おこしをしているつもりが的を外している、熱海を

10年間見てきて、そんな気がする。

平日はもちろん、花火でもなければ、週末の夜の街も閑散としている。かつて熱海には

たくさんいたはずの宿のユカタを羽織りぶらつく人たちを、今はほとんど目にしない。

一方、昼間出会う人はお年寄りが多い。

パンフレットで紹介される熱海の見所は、熱海城、サンビーチ、起雲閣、MOA美術館、

錦ヶ浦、ハーブガーデン・・・・ どこも、リピーターを呼ぶにはイマイチである。

熱海に活気を取り戻すには、どうすればよいのだろう?

高齢者の割合の高い、4万2千人の街故、抜本的な改革は難しい。

カジノを誘致してはとの話が話題になって久しい。 ただ、そんな簡単に認可される

ものでもなかろうし、カジノ 一発勝負では起死回生にはつながらない。

私は、ソフトウエアやインターネット関連のITベンチャー企業の誘致がどうかと考える。

何と言っても温泉があり、海があり、気候は温暖、風光明媚な地である。

長時間労働で神経を使うソフトウエア開発者には、安らぎが必要で、その意味からは

ぴったりの場所と言える。

新幹線に乗れば、東京から50分の熱海は、許容できる距離圏内だし、ネットを使えば

ソフト開発は、遠隔地であってもまったく問題ない。

ソフトウエアやインターネット関連のITベンチャー企業が誘致されれば、街には若い人が

増える。 風光明媚を売りに、これまでは我々のような定年退職者を中心にマンション

の立地・誘致を進めてきた熱海だが、同じ風光明媚を売りにして、若い層が呼び込める

新しい企業セクターの誘致を考えるべき時期にきているのでないかと思う。

『立ち上がったばかりで、六本木ヒルズにはとても入れないITベンチャー企業は、熱海へ

どうぞ』というキャッチフレーズはどうだろう。

IT企業の誘致に必要なインフラの整備は、通信関係の設備程度で十分のはずである。

あとは誘致する企業の立ち上げに必要な資金の貸付支援、それに事務所の賃貸料

支援を行う企画をつくれば、乗ってくるITベンチャー事業者は少なくないはずである。

いずれも多額の予算は必要ないし、幸か不幸か、事務所用に貸し出せる空きビルや

空き部屋には困らないであろう。

誘致企業が利益を出せば、当然市には新たな事業税収入があるし、居をかまえた

個人からは住民税が入ってくる。

この企画は珍しい話ではない。全国あちこちで自治体やデベロッパーがやっている

『ビジネスパーク構想』のITベンチャー向け熱海版である。

熱海では、9月10日に市長選挙がある。

現職の川口市雄市長(69)が4選を目指し立候補している。スポーツ平和党前代表の

アントニオ猪木実兄が対抗馬に立ち話題を呼んでいる。現職が4選したのでは、

ゴーストタウン化したと言われて久しい熱海は何も変わらないのではないかと危惧する。

熱海が少しでも変わってゆくことを願って、『ガンバレ!熱海』

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