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2006年6月 6日 (火)

刑事裁判傍聴

2年前我が家の近所で交通事故があり、亡くなった男性の刑事裁判を傍聴したことを

5月12日のブログで書いた。

亡くなった男性は、結婚し1ヵ月の新婚ホヤホヤであった。その男性の奥さんと

事故後知り合った。

事故の加害者は35歳の女。 

酔っ払い・居眠り・対向車線はみ出し・スピード違反、なんと4悪を重ねた事故であった。

母親がやっているスナックで働いて、客とさんざん酒を飲み、仮眠後、家で待っている

ふたりの子供の面倒をみるため、翌朝、酔い気と眠気をおして車を運転し、結果起こした

事故であった。

今日はこの加害者の被告人の第3回目の公判であった。

裁判は、被害者の奥さんの意見陳述からはじまった。

奥さんは用意した陳述書を裁判官の前で読み始めたが、悲しみのあまり言葉につまって

しまう場面が何度もあった。

どれほどご主人を愛していたか、幸せな家庭を築いていくことをふたりでどれほど夢見て

いたか、ご主人のことが片時も脳裏から離れることなく、季節の変わり目すら気付くことが

なかったこと、何度も死のうと思ったこと等々が、切々と涙声で語られ、傍聴者の涙を

誘った。

被告人に対しては、激しい怒りと憎しみが語られた。

『事故から2年たったが、裁判所以外で被告人の顔を見たことはなく、また弔意を述べた

ことも謝罪したこともまったくなく、裁判所で会っても会釈ひとつしない。人と社会を

なめ切っている。再犯をさせないためにも、厳罰に処し、1日でも長く刑務所に入れて

欲しい』

被告人である加害者の女は、奥さんの後に座って聞いていた。

奥さんの意見陳述のあと、検察官が論告求刑を行った。

検察官からは、被告人の酷さ、被害者に対する心配りがまったくないこと、被害者が

結婚直後の夫を殺されたにもかかわらず被告人は再婚したこと、懲りることなく

相変わらず車の運転をしていること等が語られ、過失により起こした事故ではなく、

故意犯であると言わざるを得ないと、検察官は結び、懲役4年を求刑した。

最後に、被告人の弁護人(国選弁護士)が、被告人の犯した罪は認めたものの、

被告人にはふたりの幼子がいることを考慮に入れて処分を決めるよう、裁判官に

情状酌量を求めた。

判決は、6月21日に言い渡されることになった。

この女のように身勝手で、他人のことにはまったく思いをいたすことのない、その場

凌ぎのいい加減でだらしない生き方をしている人間は、最近は決して少なくないのでは

なかろうかと、傍聴しながら思った。

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