株価乱高下
3~4月にあれだけ一本調子に上がった株価が、ここにきて完全に失速した。
特に今週は酷かった。日経平均株価は、昨日までの4日間で1300円弱下げた。
当然、上がれば下がるのが株価ではあるが。
株価は中長期では実体経済を反映するが、短期では人間の心理がそのまま乗り移って
いると感じることがよくある。
確かにこのところ、世界的な株安連鎖のスパイラルに入ってしまった感じではあるが、
デフレは脱却した感があり、企業の業績は好調であり、個人消費も上向いている中での
最近の株価下落である。
”弱気”の心理がどんどん昂進・加速している結果であることは間違いない。
昨日大きく下げたのを見て、中長期的には状況は悪くないのだから、ここは買いの
タイミングだと判断した。
今朝一番で、野村證券の担当のHさんに電話し相談した。
「買うとしたら有力株ではないでしょうか」とのHさんの意見で、自分でもそう思っていた
ので、ずっと目をつけていて買いたかった有力株を買った。
もちろん誰もが思うことだが、買うときは、有力株なのできっと元へ戻り、その先は
上がるはずであると。
今日の株価は、最近の不安定な状態をそのまま反映した感じで、乱高下した。
前場は、昨日までの急落に伴う自律反発狙いの買いが入り、上げ幅が190円を超える
場面もあったようであるが、積極的な買い材料に乏しく、買い一巡後は再び売りに
押されたようである。 結果、日経平均の午前の終値は前日比37円安。
後場は一段安となった後急速に下げ渋り、日経平均株価は反発。終値は前日比117円
高で、5営業日ぶりに上昇した。
1日を通し値動きの荒い展開で、上下に200円前後振れた。
デイトレーダでない限り、株価には一喜一憂する必要はないと常々思っている。
ただ、株はお金さえあれば買うのは易し、とにかく株の難しいのは売りである。
欲が前に出てしまい、売るタイミングを逸したことがこれまでにどれほどあったことか。
株は人間の業と性がもろに出る。
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